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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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38/202

アンジョ・ネグロ 第二部 ― 炎の覚醒 第8話「炎の目覚め」

前書き:

読んでいただきありがとうございます!

『アンジョ・ネグロ 第二部 ― 炎の覚醒』第8話です。

今回は新しい星「ティロン」での物語が始まります。

このエピソードでは、レオンたちが“救うこと”の意味に向き合うことになります。

少し重たい始まりですが、この出来事が後の展開に大きく関わってきます。

ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

ティロンと呼ばれる惑星は、静かな星だった。

大地は赤く、山脈の奥には誰も近づかない場所がある。

そこには、何千年も眠り続けている火山が存在していた。

「なあ、本当に行くのか?」

夕暮れの中、ひとりの少年が足を止めた。

「近づくのは禁止されてるんだぞ……」

前を歩く少年は振り返り、笑った。

「ただの迷信だよ。怖がりだな」

二人はさらに上へ登っていく。

その時だった。

足元の岩が、微かにひび割れた。

赤い蒸気が、地面の隙間から立ち上る。

「……え?」

次の瞬間、前を歩いていた少年の足が滑った。

「――っ!」

体が宙に浮き、そのまま火口へ落ちていく。

「待て!!」

伸ばした手は届かない。

少年の姿は、燃え上がる光の中へ消えた。

直後、地面が大きく揺れた。

轟音とともに火柱が空へ噴き上がる。

眠っていた千年火山が、ついに目を覚ましたのだ。

少年は村まで走り続けた。

息を切らし、長老たちの前で倒れ込む。

「ぼ、僕じゃない……わざとじゃないんだ……!」

涙を流しながら叫ぶ。

「友達が……火山に落ちたんだ……!」

村人たちの顔色が変わる。

「禁忌を破った……」

「この星は終わりだ……!」

人々のざわめきの中、少年は膝を抱え、震えていた。

その頃――

アルファ組織の司令室では、緊急報告が届いていた。

「リー隊長!ティロンの千年火山が噴火します!

爆発すれば、この星だけではありません。周囲の五つの惑星も消滅します!」

リーは静かに立ち上がる。

「出動準備。すぐ向かう。」

レオンは空を見上げた。

「神が私たちを遣わされたのなら、必ず意味がある」

ララは端末を操作する。

「避難部隊、百名を動員します」

リウは小さく息を吐いた。

「……嫌な予感がするな」

赤い雲を突き抜け、輸送艦がティロンへ降下する。

着陸と同時に、エージェントたちが整列して進む。

恐怖に震える住民たちの前へ、リーが歩み出た。

「恐れるな。我々は救うために来た。

一人も見捨てない」

その時、ひとりの少年が彼らの前に崩れ落ちた。

「僕のせいなんだ……!」

涙を流し、叫ぶ。

「友達を殺した……みんなを滅ぼした……!」

レオンが近づき、そっと肩に手を置く。

「違う」

少年が顔を上げる。

「人は誰でも過ちを犯す。

だが創造主は、その過ちさえ救いへ変えることができる」

遠くで火山が再び噴き上がる。

空は赤く染まり、世界は炎に包まれようとしていた。

だが――

その炎こそが、まだ希望が残っている証だった。

第8話 終わり

後書き:

第8話を読んでくださり、本当にありがとうございます!

いよいよ「火山編」が始まりました。

この章では戦いだけでなく、レオンの信念や成長、そして“炎”の力の意味が少しずつ明かされていきます。

ここから物語は大きく動いていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

また、作品をもっと楽しめるように作者ページにいくつかの追加コンテンツを公開しています:

・『アンジョ・ネグロ』の世界観音楽(挿入歌/テーマ曲)

・外伝ワンショット(短編ストーリー)

・キャラクタープロフィール(設定資料)

興味があれば、ぜひ作者ページからチェックしてみてください!

もしよろしければ、ブックマークや感想をいただけるととても励みになります。

次回もよろしくお願いします!

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