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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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26/207

リーの真実

第26話をお読みいただきありがとうございます。

今回はリーの精神的な成長と、物語の根幹に関わる重要な「啓示」が描かれます。

母・ローラとの関係や、組織内でのリーの立場がどう変わっていくのか……。

緊迫の展開をお見逃しなく!

第26話:リーの真実

「集中しろ、レオン! 力とはただの暴力ではない。精神と鼓動が一つになった時にのみ、真の力が宿るのだ」

強化訓練室の中心で、リーの声が鋭く響いた。レオンは必死に食らいつこうとするが、その動きには精彩を欠き、どこか心ここにあらずといった様子だ。

レオンが放った水の術は的を大きく外れ、虚空を裂く。リーは即座に炎の壁でそれを受け流し、カウンターの一撃でレオンの体勢を崩した。

「どうした? お前の心は今、ここにはいない」リーは厳しく問いかける。

レオンは視線を落とし、荒い息をつく。

「……眠れていないのか? それとも、他に囚われている何かがあるのか?」リーが重ねて尋ねる。

レオンは答えなかった。ただ、重い体を引きずるようにして、再び力のない構えをとるだけだった。

姉弟の静かな時間

訓練の合間、静まり返った部屋にララが入ってきた。床に座り込むレオンの背中に、彼女は優しく声をかける。

「レオン……。最近、私を避けている気がするけれど、何かあったの?」

レオンは気まずそうに顔を上げ、視線を泳がせた。

「……いや、別に。ただリーとの特訓が忙しいだけだよ、ララ姉さん」

一瞬の沈黙。レオンは意を決したように、重い口を開いた。

「……それで、結婚の方はどうなんだ? 日取りは決まったのか?」

ララは悲しげに微笑み、首を振った。

「いいえ、まだよ。……本当は、結婚なんてしたくないの」

「家族の伝統だからな。嫌なのは分かってる」と、レオンがつぶやく。

「それだけじゃないわ。母様が無理に進めようとしているし、背後には複雑な政治も絡んでいる。逃げ出すのは簡単じゃないのよ」

その時、入り口に厳しい表情のダリアンが現れた。「ララ、話がある。来なさい」

レオンは立ち上がり、ララと無言の視線を交わした。

「……僕は行くよ」

レオンはそれ以上何も言わず、物思いに沈むララを一人残して部屋を去った。

聖なる邂逅

夜、組織の静寂を切り裂くように、不気味な黒いエネルギーが船内を浸食し続けていた。

自室の窓から宇宙を見つめていたリーは、独り言のように呟いた。

「レオンが来てから、何もかもが変わり始めた。予言だの紛争だの……俺は神なんて信じない。だが、もし本当に『創造主』がいるのなら、俺に答えてみろ……」

横になり、目を閉じたリー。深い眠りの中で、彼の意識は眩い光に包まれた。その光の中から、静かにイエスが姿を現した。

「リー、私を呼んだね。その心、嬉しく思う。お前が成すべきことを伝えよう」

イエスの声は、リーの魂に直接響いた。脳裏にララとレオンの姿、そして天界の戦いの情景が浮かぶ。

「ララをダリアンと結婚させてはならない。全力で阻止するのだ。レオンと、そしてお前の妹には私の計画がある」

リーは夢の中で問いかける。本当に創造主はいるのか、と。

「そうだ、創造主は存在する。悪意が限界に達したため、今は沈黙を守っているのだ。万物を消し去りたくはないが、被造物の中に誠実さが見えないのだ」

イエスはさらに続けた。

「今、組織で起きている異変はレオンのせいだ。彼は自分の感情を制御できずにいる。お前の妹を愛しながらも、結婚を邪魔してはいけないと葛藤し、それが不安定な力となっているのだ。リー、お前がこれを解決するのだ」

「お前ならできる。私が彼と共にいるように、お前とも共にある。お前を組織の最高位に据えよう。強く、忠実でありなさい。私を求めれば、さらなる力を与えよう」

眩い光と共にイエスは消え、リーは弾かれたように目を覚ました。その瞳には、今までになかった強い決意の光が宿っていた。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

今回のエピソードでリーが授かった使命が、今後の戦いにどう影響するのか。

もし「この先の展開が気になる!」「リーを応援したい!」と思っていただけましたら、ぜひブックマーク登録や下の【☆☆☆☆☆】評価をお願いします!

皆さんの反応が、物語を書き進める最大の原動力です。

次回、リーがどのような行動に出るのか、ご期待ください!

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