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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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23/202

アーリスの記録 ― パート2

読者の皆さん、こんにちは!

今回は「アーリスの過去」の続きです。

これまで彼の行動はただ残酷に見えたかもしれませんが、この章ではその理由と結果が少しずつ明らかになります。

そして、ローラ、リー、ララの関係が現在にどう影響しているのかも描かれます。

この回は今後の物語にとても重要な内容になっています。

ぜひ最後まで読んでください!

第23話:アーリスの記録 ― パート2

重々しい音楽とともに、カメラはゆっくりと暗い裁判の間を回る。

ここは惑星XPの最高裁判所。石造りの壁に高度な技術が組み込まれている。

中央には、両手を鎖で拘束されたローラが立っていた。

ざわめきがホールに響く。

■ シーン1 ― 裁判

円形の法廷。

カメラがローラの顔に寄る。泣き続けた目は赤く腫れている。

ローラ(震える声)

「……私は知らなかった……。アーリスがクリザーディアンだなんて……。

私は彼を愛していたの。彼は……私のすべてだった……」

最前列ではオーガニゼーションの総責任者が心配そうに彼女を見つめている。

ナレーション:

ローラは家族の記録、記憶、写真を提出した。

エクスプリアンは額に触れることで心を読み取る力を持つ。

そして――彼女が真実を語っていることを確認した。

法廷は静まり返る。

警備兵の足音だけが響く。

■ シーン2 ― 子供たちの処遇

数分後。

ホログラムのDNA検査結果が表示される。

ナレーション:

リー……純粋なクリザーディアン。

ララ……純粋なエクスプリアン。

衛兵(冷たい声)

「男児は処分すべきです。それが法です。」

ローラ

「やめて!! 彼は私の息子よ!! 触れないで!!」

その瞬間、王座からヴァロンが立ち上がる。

ヴァロン

「クリザーディアンの血は流させぬ。

それは我らの女神ララが残した誓いだ。」

ざわめきが広がる。

ヴァロン

「……そして知らせよう。

お前が結婚した男は――今やクリザーディアンの王だ。」

ローラの表情が凍り付く。

評議員たちが顔を見合わせる。

■ シーン3 ― 王たちの会談

惑星クリザンド。王の間。

ヴァロンが歩み寄る。

玉座には王となったアーリスが立ち、遠くを見つめている。

ヴァロン

「お前が破った同盟の話をしに来た。」

アーリス(冷笑)

「任務は果たした。

だが私はずっとお前の居場所を知っていた、ヴァロン。

XPを滅ぼさなかったのは――ローラと子供たちのためだ。

彼らを渡せ。さもなくば滅ぼす。」

空気が凍る。

アーリス

「私はリムにも女神ララにも従わない。

この宇宙の新たな神になるのは――私だ。」

ヴァロン(計算した口調)

「ローラはXPを守るため逃げた。

リーは私が育てる。いずれお前の王座に届くかもしれない。」

アーリスは静かに息を吐く。

アーリス

「XPを破壊しない理由は一つだけだ。

……私のローラだ。」

■ シーン4 ― 成長

惑星XP・オーガニゼーション。

リーがヴァロンのもとで戦闘訓練を受ける。

父への憎しみを植え付けられていく。

同時に、ローラはオーガニゼーションの指導者となり、

ララは世代随一の知性を持つ少女へと成長していく。

ナレーション:

総責任者の息子が戻れば、伝統によりララは婚約することになる。

だが、レオンとリーにイエスが示した運命は――それを変えるかもしれなかった。

■ シーン5 ― モニタールーム

ローラが監視モニター越しに、

笑い合うララとレオンを見る。

彼女は無表情で二人の前に歩み出る。

ローラ

「ララ。総責任者の息子が明日到着する。

結婚の準備は整っているわ。

……レオン、あなたも式に招待する。」

レオンは意図を悟り、静かに立ち去る。

ララ

「お母さん……私、あの人好きじゃない。」

ローラ

「来なさい。ドレスを選ぶわ。」

ララ

「……一人にして!」

ララは転送能力を使い、その場から消える。

■ ラスト

静かな廊下。

レオンが一人で歩いている。

影が長く伸びる。

悲しい音楽が流れ、画面が暗転。

― 終 ―

最後まで読んでいただきありがとうございます!

この章では、物語に単純な善と悪だけではないことを描きました。

キャラクターたちはそれぞれの理由を抱え、難しい選択をしています。

ここから物語はレオンとリーに大きく影響していき、より感情的な展開になっていきます。

これからも「アンジョ・ネグロ」をよろしくお願いします!

次回もお楽しみに!

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