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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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213/228

シーズン6 エピソード213 — 選ばれし者の帰還

ここまで『黒き天使(Anjo Negro)』を読んでくださり、本当にありがとうございます。

物語はいま、大きな転換点を迎えています。

絶望の中で失われたはずの存在――

その帰還は、世界そのものを揺るがす出来事となります。

今回のエピソードでは、

「怒り」と「赦し」、そして「選択」が強く描かれています。

アレスは怒りのままに進み、

すべてを破壊しながら“王”としての力を見せつけます。

一方でレオンは、死を超えて戻り、

力ではなく“心”で人を導こうとします。

同じ強さを持ちながら、

まったく異なる道を歩む二人。

その対比が、この物語の核心に近づいていきます。

【シーン1 — 王の怒り】

塔の瓦礫の中。

静寂。

煙が立ち上る。

その時――

バキッ

瓦礫の中から手が現れる。

爪。

狼の爪。

エネルギーが爆発する。

瓦礫が四方へ吹き飛ぶ。

ドォォォン!!

アレスが立ち上がる。

その身体が変化していく。

赤い毛が生え、

瞳は燃え上がる。

全身が生きた炎に包まれる。

炎の完全な狼形態。

彼は笑う。

「オーディン…」

低く、獣のような声が響く。

「お前はヴァロンと似ているな…」

周囲を見渡す。

「二人とも…」

「いつも俺から逃げる。」

炎がさらに激しくなる。

「だがそれに関しては…」

「お前は上出来だ。」

爪を構える。

「ならば――」

「狩りを始めよう。」

オーラが爆発する。

「軍など必要ない…」

彼は踏み出す。

「俺一人で十分だ。」

シュンッ

アレスが消える。

【シーン2 — 狩り】

XP地下基地。

警報が鳴り響く。

爆発音が連続する。

アレスは突き進む。

壁。

扉。

エージェント。

すべてを貫く。

「すべての隠れ場所を知っている…」

「ヴァロン。」

彼の咆哮がトンネルに響く。

オオオオオオォォォ!!

【シーン3 — 牢獄】

再び独房。

ララとリウはまだ拘束されている。

リウが彼女を見る。

「ララ…」

「できるはずだ。」

彼女は首を振る。

「無理…」

「この力…」

目を閉じる。

「強い怒りを感じた時しか…」

「使えない。」

沈黙。

「こんなのどうやって制御するの?」

リウは強く言う。

「感情の問題じゃない。」

「意志の問題だ。」

彼女の目を見る。

「お前はその力じゃない。」

「お前が支配するんだ。」

【シーン4 — 帰還】

組織本部。

重い空気。

全員が集まっている。

沈黙。

その時――

中央に光が現れる。

フラッシュ

二つの影。

レオン。

ヴァンダー。

絶対的な静寂。

誰も動かない。

まるで――

亡霊を見ているかのように。

【シーン5 — 再会】

キラが口を押さえる。

「私…」

「信じられない…」

涙がこぼれる。

彼女は走り出す。

レオンを抱きしめる。

「生きてる…」

他の者たちも動き出す。

ナンド。

ジラ。

ジュン。

走る。

抱きしめる。

笑い、泣く。

だが――

レニだけは動かない。

膝をつく。

震える。

「そんな…」

「ありえない…」

「俺は…お前が死ぬのを見た…」

【シーン6 — 許し】

レオンはゆっくり離れる。

レニの元へ歩く。

手を差し出す。

「元気か、友よ。」

沈黙。

「自分を責めるな…」

「俺たちは皆…」

「理解しきれない選択の中にいる。」

軽く微笑む。

「だからイエスは来た。」

「裁きをもたらし…」

「道を示すために。」

レニはその手を見る。

涙を浮かべながら。

握る。

立ち上がる。

強く抱きしめる。

「許してくれ…」

「俺は間違えた…」

レオンは抱き返す。

「違う。」

「お前は学んだ。」

レニは泣く。

「これからは…」

「お前と共に戦う。」

「分かったんだ…」

「一歩ずつでいい。」

深く息を吸う。

「イエスは俺を許してくれるかな…?」

レオンは微笑む。

「もちろんだ。」

「彼は求めているんだ…」

「正しいことのために戦う者を。」

沈黙。

「人は誰でも間違える。」

【シーン7 — 新たな方向】

レオンは全員を見る。

「状況を教えてくれ。」

「いくつかは分かっている…」

「イエスが見せてくれた。」

ヴァンダーを見る。

「そして今――」

「彼も戻ってきた。」

空気が変わる。

「組織を取り戻す。」

「ヴァロンとリーの意志を継ぐ。」

沈黙。

「今日から――」

「俺たちはもうXPに従わない。」

全員の視線が上がる。

レオンは力強く言う。

「従うのはただ一人。」

「イエスだ。」

ヴァンダーが続ける。

「その通りだ。」

「時が来た。」

新たな希望が生まれる。

【シーン8 — XPの混乱】

場面転換。

地下基地。

完全な破壊。

倒れた者たち。

炎。

爪の痕。

中央に――

アレス。

荒い呼吸。

目が光る。

【シーン9 — オーディンと長老たち】

隔離された部屋。

オーディンがホログラムを見る。

六人の長老が周囲にいる。

「アレス…」

低く呟く。

「こんな存在は見たことがない。」

沈黙。

「だが…奴は一人だ。」

振り向く。

「全員を送れ。」

長老たちは見つめる。

ホログラムの中――

アレスが顔を上げる。

そして咆哮。

オオオオオオォォォ!!

【最終シーン】

アレスが再び突進する。

すべてを破壊しながら。

止まらない。

迷わない。

軍もない。

恐れもない。

ただ――

怒り。

――続く。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

このエピソードでは、ついにレオンが帰還しました。

彼の復活は単なる奇跡ではなく、

「選ばれた者」としての役割の始まりでもあります。

そして描かれたのは――

赦し。

レニの葛藤と後悔、

そしてそれを受け入れるレオンの姿。

本当の強さとは何か。

それが少しずつ明らかになってきています。

また、アレスの暴走も見逃せません。

彼はもはや王であるだけでなく、

“存在そのものが災厄”へと近づいています。

この先、

レオンの導く「希望」と、

アレスの抱える「怒り」がぶつかる時――

世界は大きく動きます。

物語はここからさらに加速していきます。

次回も、ぜひお楽しみに。

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