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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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21/202

「新たな試練と古き伝統」

読者の皆さん、こんにちは。


ここまで『エンジェルブラック』を読んでくださって、本当にありがとうございます。


このエピソードでは、大きな戦いではなく、

キャラクターたちの心の動きと関係性に焦点を当てました。

レオン、リー、ララ――それぞれが違う信念を持ちながら、

同じ場所に立とうとしている瞬間です。


新しい仲間、古い伝統、そして避けられない運命。

ここから物語は少しずつ大きく動き始めます。


どうか最後まで見守ってください。

第21話「新たな試練と古き伝統」

ナレーション(低く静かな声)

「ロード・ヴァロンとの会談の後、組織には新たな動きが生まれていた。

しかし、エージェントたちの間には不安が広がっていた。

ザプリアンの死は公になったが、真実を知る者はいない。

そして囁かれる――

“リーはただの冷酷なクリザード人ではないのか”と。」

巨大な宇宙船の全景。スタジアムほどの大きさ。光が走り、通路には人の流れが続く。

シーン1 ― 船内入口

広い通路。足音と小さな会話が響く。

レオンとリーが入ってくる。

ララが走ってきて、レオンに抱きつく。

背後ではリーの母、ローラが静かに見ている。

ローラ(冷たい声)

「リー、来なさい。話があります。」

リー(落ち着いて)

「はい、母上。」

ララ(笑顔でレオンの手を引く)

「あとで報告するから!レオン、案内してあげる!」

二人は走って去る。

ローラ

「ララ!戻りなさい!」

リー(小声)

「大丈夫です、母上。行きましょう。」

ローラは不満そうだが、リーについていく。

シーン2 ― リーの執務室

静かな部屋。重い空気。

ローラ

「ララはダリアンと婚約している。彼はもうすぐ到着する。

きちんと迎えてほしいの。」

リー(皮肉な笑み)

「ララが本当に結婚すると思ってるんですか?」

ローラ(驚き)

「どういう意味?」

リー

「母上が言いたいのはそれでしょう。

安心してください。私は出席します。」

リーは立ち去る。

ローラは不安そうに残る。

シーン3 ― ララの案内

明るい通路、休憩室、訓練室、食堂。

エージェントたちが笑い合っている。

そこへ、アリーナから救出された9人が現れる。新しい制服を着ている。

元闘士

「元気か、少年。」

レオン

「はい。神のおかげです。皆さんは?」

エージェント

「正式な隊員になった。ここに残ることを決めたんだ。

初任務も成功した。今は自分のためじゃない、誰かのために戦っている。」

レオン

「神の祝福がありますように。」

エージェント

「夢を見たんだ。光が現れて、声が聞こえた。

“私はイエス。あなたと仲間に使命がある”と。」

レオンは静かに天井を見上げる。

レオン(小さく)

「…主よ、ここでも働いておられるんですね。」

シーン4 ― 再びリーの部屋

ローラ

「ララに結婚の話を伝えなければならない。これは家の同盟なの。」

リー

「ここにいたら口論になります。私は出ます。」

ローラ

「家族の未来のためなのよ。」

リー

「力で壊させはしません。

預言者の言葉…ララとレオンは離れてはいけない。」

シーン5 ― 船の通路

レオンとララが並んで歩く。

ララ

「すごいでしょ?ここは仕事も休息も全部そろってるの。」

レオン

「うん…でも何かが動いてる。見えないところで。」

ララ

「母は心配してるの。クリザード人とザプリアンは近づいてはいけないって。」

レオン

「分かる。でも、いずれ真実は明らかになる。

ただ…時間が必要だ。」

ララは小さく笑う。

ナレーション

「古き伝統が新たな絆を引き裂こうとする。

それでも組織は進み続ける。

レオンとララの使命は、まだ始まったばかりだった。」

最後のシーン:

二人が巨大な宇宙船の窓から宇宙を見つめる。光が瞬く。

第21話 終了

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


今回は静かな回でしたが、

この物語にとってとても大切な準備の章です。

リーの過去、ララの選択、そしてレオンの使命は、

これから必ず交わっていきます。


次のエピソードでは、

さらに新しい人物と試練が登場します。

物語の流れも少しずつ加速していきます。


もし気に入っていただけたら、

コメントや感想を書いていただけるととても励みになります。


また次の話で会いましょう。

本当にありがとうございます。

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