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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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209/228

シーズン6・第209話 — 戦うことを選ぶ者たち

ここまで『黒き天使(Anjo Negro)』を読んでくださり、本当にありがとうございます。

物語は新たな局面へと進み始めました。

喪失、裏切り、そしてそれぞれの「選択」が、未来を大きく変えようとしています。

レオンの犠牲は終わりではなく――

残された者たちの戦いの始まりです。

ララの怒り。

レニの罪。

そして仲間たちの決意。

誰もがそれぞれの「正しさ」を抱えながら、再び立ち上がろうとしています。

今回のエピソードでは、

“失った後でも、人は前に進めるのか”というテーマが描かれています。

少しでも皆さんに、この物語の重みと希望が伝われば嬉しいです。

シーン1 — 喪失の重み

中庭は静まり返っていた。

叫び声も、命令もない。

ただ…虚無だけがあった。

ジュンは膝をついていた。

泣きすぎて赤くなった目。

「リウが見つからない…」

声が震える。

「全部の区画を探したのに…」

彼女はうつむいた。

「もう…どうしたらいいか分からない…」

少し離れた場所では…

レニ、ケル、そしてヴィニーが一緒にいた。

重い空気。

罪悪感。

痛み。

沈黙。

シーン2 — 真実

ドリアが近づいた。

ジュンの隣で止まる。

「リウは連れ去られた」

ジュンはすぐに顔を上げた。

「えっ!?」

ドリアは続ける。

「オーディンに捕まった」

沈黙。

「なぜなら…」

「レオンとララに武器のことを知らせたのは…彼だからだ」

ジュンの心が沈んだ。

シーン3 — 崩壊

ダリアムが一歩前に出た。

目には怒り。

「じゃあ…あいつか…!」

拳を握りしめる。

「全部あいつのせいだ!」

彼は叫んだ。

「黙っていれば…クソみたいなクリザード人なんてもう滅んでたのに!」

ジュンはゆっくり立ち上がる。

その目は完全に変わっていた。

獣のような目。

一歩踏み出す。

だがその前に…

ナンドが間に入った。

「もうやめろ!」

その声は強かった。

「もう俺たちは十分壊れてる…」

「これ以上、仲間同士で壊し合うな」

シーン4 — 父と息子

ドリアはダリアムに向き直った。

冷たい目。

「黙れ」

沈黙。

「ここで宣言する…」

「お前は、私の息子として恥だ」

空気が凍る。

「ララは正しい選択をした」

「レオンは誇りある男だった」

ダリアムは固まった。

ドリアは続ける。

「お前より…よっぽどな」

ダリアムの体が震える。

「そのラウラへの愛が…いずれお前を殺すぞ」

ドリアは背を向けて去っていった。

だがその言葉は残った。

シーン5 — 決意の重み

ドリアはジュンに向き直る。

「すまない…」

深く息を吐く。

「ラウラは無茶をする…アレスの元へ向かった」

「だから私は動かなければならない」

彼は振り返り、全員に向けて声を上げた。

シーン6 — 演説

「ヴァロンにスカウトされた時…」

沈黙。

全員が彼を見る。

「この組織は正義のために存在すると言われた」

「傭兵ではないと」

「命を救うためだと」

彼は周囲を見渡す。

「だが今…」

「真実が見えた」

声が重くなる。

「この宇宙がこうなったのは…」

「人が暴君に従うからだ」

「命令で殺し…それを正義と呼ぶ」

完全な沈黙。

「だが誰も…」

「正しいことをして死にたくはない」

彼は息を吐いた。

「もし私の息子がクリザードにいたなら…」

「あるいはラウラがいたなら…」

「私はあの武器を撃たなかった」

目を閉じる。

「たとえ命を失ってもだ」

シーン7 — 決断

彼は目を開けた。

決意。

「どうせ私はもう死んだも同然だ…」

「愛する者を守ろうとしてな」

一歩前へ。

「ならば…」

「正しいことのために死ぬ」

沈黙。

「私はララを守る」

「レオンの犠牲に応える」

「そしてリウを連れ戻す」

ジュンの目に涙が溢れた。

シーン8 — 結束

ナンドが一歩前に出る。

「俺も行く」

ジラは静かにうなずく。

「最初からそのつもり」

レニも一歩前に出る。

罪悪感に満ちた目。

「俺も…」

「償わなければならない」

ケルが彼の手を握る。

ヴィニーが見つめる。

その瞬間…

レニは初めて本当の決意を見せた。

シーン9 — ダリアム

隅で…

ダリアムは立っていた。

父の言葉が頭の中で響く。

「恥だ…」

「誇りがない…」

目を閉じる。

拳が震える。

だが彼は何も言わなかった。

ラストシーン — 覚醒

カット。

全く別の場所。

静寂。

穏やかな森。

木々の間から差し込む柔らかな光。

洞窟。

その中に…

一つの石。

その上に…

レオンが横たわっていた。

動かない。

まるで眠っているかのように。

沈黙。

すると…

指がわずかに動く。

ゆっくりと目を開ける。

深く息を吸う。

混乱した様子。

「…?」

カメラがゆっくりと引いていく。

彼がいる場所は…

未知の世界。

つづく…

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!

物語はここから新たな章へと突入します。

それぞれのキャラクターが抱える感情や選択が、さらに深く描かれていきます。

レオンは本当に死んだのか。

ララはこの先どうなるのか。

そしてオーディン、アレスとの戦いはどこへ向かうのか――

すべての答えは、これから明かされていきます。

また、作者ページでは『黒き天使』の世界をより深く楽しめる内容も用意しています。

・テーマソング

・キャラクタープロフィール

・外伝ストーリー

本編では語られない過去や想いも、ぜひチェックしてみてください。

これから物語はさらに激しく、そして深くなっていきます。

次の更新も、ぜひお楽しみに!

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