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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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18/204

「呼びかけと同盟」

このエピソードは戦闘中心ではありません。

むしろ「心」の物語です。

レオンは自分の使命を理解し始め、

リーは「強さ」と「目的」が違うものだと気づき始めます。

戦争は憎しみから始まるとは限りません。

多くは「空虚」から始まります。

この章は、そのテーマを書きました。

読んでくれてありがとうございます。

エピソード18「呼びかけと同盟」


シーン1 — 湖のほとり(K11・夜)

満月の光が静かに水面を照らしていた。

洞窟の中は深い静寂に包まれている。

水面が揺れる。

ゆっくりとレオンが水の中から現れる。

その目には、以前とは違う穏やかな光が宿っていた。

レオン:

「どうしたんだ、リー?」

血だらけのリーが振り向く。

リー:

「レオン…大丈夫なのか?」

レオン(笑み):

「今までで一番元気だよ。

先に体を洗ってきなよ。話がある。」

リーは無言で湖へ入っていく。

シーン2 — 洞窟の休憩所(深夜)

リウ教授が小さな炎を灯す。

暖かな光が三人を照らす。

リウ:

「レオン…答えは見つかったのか?」

レオン:

「話すよ。リーが戻ってから。」

リーが戻り、座る。

リー:

「それで…何があった?

ララがここに来たって聞いた。」

シーン3 — 真実

リウ:

「スピリのアンドロイドだ。

標的は…レオンだった。」

レオンは静かにうなずく。

レオン:

「変身できなければ…僕は死んでた。」

リーの表情が暗くなる。

リー:

「誰が命令したか分かってる。」

リウ:

「本当か?」

リー:

「Xプリアン評議会の三人だ。

ララが証拠を見つけた。

俺は会議に乗り込んで…殺した。」

リウは息を呑む。

リウ:

「リー…それは大問題だ…」

リー(低く):

「母さんと妹に手を出すなら、

俺は全員を滅ぼす。」

シーン4 — レオンとリー

レオンはまっすぐリーを見る。

レオン:

「リー…君は何のために戦ってる?」

沈黙。

リー:

「母さんと妹のためだ。」

レオン:

「もし失ったら?

それだけじゃ…君は壊れる。」

リウが止めようとする。

リウ:

「レオン…」

リーが手で制する。

リー:

「続けろ。」

レオン:

「僕は空っぽだった。

でも神が僕を見つけてくれた。

イエスが僕を選んだんだ。

だから希望はまだある。」

シーン5 — 予言

レオン:

「ララと僕、同じ誕生日なんだ。

リムと女神ララの伝説と同じだ。」

リーの目が揺れる。

レオン:

「僕はリムじゃない。

でも君の妹はXプリアン、僕はクリザード。

それでも一緒に進んでる。」

(回想:預言者の声)

預言者の声:

「妹をあの少年から離すな。

命をかけて守れ。」

リウ:

「…歴史が繰り返されているのか?」

シーン6 — 決意

リウ:

「次はどうする?」

レオン(あくび):

「寝る。

明日、学んだことを見せるよ。」

レオンは微笑む。

レオン:

「リー。君は一人じゃない。」

リーの目が潤む。

ナレーション:

「その時リーは初めて、

家族以外に自分を想う存在を知った。」

シーン7 — 小さな日常

リウ:

「ララー!ご飯はまだか!」

リーが笑う。

リー:

「忘れられたな…俺が取りに行く。」

リーはブレスレットを外してレオンに渡す。

リー:

「母さんに聞かれたら、すぐ戻るって言え。」

レオン(横になりながら):

「神と共に行け、兄弟。」

リーは空を見上げる。

ナレーション:

「母と妹のためだけに生きる人生が、

それだけでは足りないと…

リーは気づき始めていた。」

今回は静かな回でしたが、とても重要な章です。

ここから物語の流れが変わります。

戦いは続きますが、これからは「心の戦い」も始まります。

リーはまだ気づいていませんが、

レオンは彼にとって単なる仲間以上の存在になりました。

次回、出来事の「結果」が現れ始めます。

アンジョ・ネグロを読んでくれてありがとうございます!

応援が物語を前へ進めてくれます。

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