アンジョ・ネグロ 第五シーズン 第175話 光に映る影
こんにちは、作者です。
今回は戦闘よりも、
「心」と「信念」に焦点を当てたエピソードです。
レニの疑問は、
この物語の核心にも触れています。
ぜひ最後まで読んでください。
本編
宇宙を進む一隻の船。
窓の外には、緑と黒の光が揺れている。
船内。
静かな緊張が漂っている。
ララは任務データを確認している。
ナンドは武器を整える。
レオンは無言で外を見つめる。
レニは腕を組み、黙っている。
少し離れた場所。
ジラとラガーが他のメンバーを観察している。
ラガー:
なあ……お前たちが言ってる「イエス」ってやつ。
ただのカリスマ指導者じゃないのか?
ララ(まっすぐ見て):
違う。
イエスは命令する存在じゃない。導く存在よ。
力じゃなくて、目的を示す。
ジラ:
目的?
そんな言葉、何度も聞いたわ。
結局は戦場に送るための口実でしょ。
レオン(静かに):
違う。
あの方は、自分ができないことを他人に求めない。
誰よりも先に、痛みを背負った。
カメラがレニへ。
彼は黙って聞いている。
拳がわずかに震えている。
場面転換。
レニの意識。
フラッシュバック。
ケルの笑顔。
幼いヴィニー。
そして――
炎に包まれる世界。
レニの声:
もし本当に力があるなら……
なぜ止めなかった?
なぜこんな世界を放っておいた?
現実へ。
レニ:
……もしイエスが違うなら。
どうして宇宙はこんなに壊れてる?
沈黙。
全員が彼を見る。
ナンド:
正直……俺も考えたことなかった。
信じてた。でも、疑問は持たなかった。
レオン(深く息を吸う):
俺も全部は分からない。
でも一つだけ言える。
あの方は無関心じゃない。
見ているだけじゃない。
一緒に苦しんでいる。
少し間を置く。
レオン:
悪を無理やり消すために来たんじゃない。
俺たちが立ち向かえることを教えるために来たんだ。
ジラ(少し弱く):
綺麗な言葉ね……
でも痛みは消えない。
ララ:
その通り。
でも考えて。
もしすべての悪を消したら……
私たちは本当に自由でいられる?
静寂。
カメラが全員の顔をゆっくり映す。
誰も答えない。
場面転換。
レニは立ち上がる。
窓の前へ。
宇宙を見つめる。
ガラスに映る顔。
半分は光。
半分は闇。
レニ(小さく):
ヴィニー……
もし、もう一度信じられるなら……
その瞬間。
警報が鳴る。
赤い光。
ララ:
到着よ。準備して!
ジラ(不敵に笑う):
その信念……戦場でも通用するかしら?
ラガー:
やっとだ。
カメラ外へ。
嵐に包まれた惑星。
黒いエネルギーが渦巻いている。
レオン(モノローグ):
この任務は……
力だけじゃない。
信念が試される。
暗転。
続く。
第175話を読んでいただきありがとうございます。
今回はレニの疑問を中心に、
信仰と自由について描きました。
次回はいよいよ戦闘開始です。
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レオン
ララ
リウ
アレス
レニ
ナンド
ジラ
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