アンジョ・ネグロ 第五シーズン 第172話 再び灯る炎
こんにちは、作者です。
前回は重い決断と真実が描かれました。
今回は――
失われたものが戻る瞬間、
そして新たな決意の物語です。
戦いではなく、心に焦点を当てた回になります。
本編
夕暮れ。
灰が舞う大地。
レニは一人、歩いていた。
拳に宿る黒い炎が揺れている。
風が吹く。
その時。
声がする。
レニ…。
彼は立ち止まる。
振り返る。
そこにいたのは――
ケル。
そして、ヴィニー。
ヴィニーが走る。
パパ!
レニは膝をつく。
抱きしめる。
涙がこぼれる。
ヴィニー:
ずっと会えるって信じてた。
ケルが近づく。
ケル:
私たちは守られていた。
すべてが崩れても…
イエスが守ってくださった。
レニの声が震える。
俺は…失敗した。
使命も…守れなかった。
なのに…どうして…。
黒い炎が一瞬、消える。
弱さ。
夜。
焚き火。
仲間たちが集まっている。
レオン、ナンド、ケル、ヴィニー。
ナンドが立ち上がる。
ナンド:
スピルリの研究所で見た。
多くの種族が神に叫んでいた。
だが――
お前の妻が語っていた。
イエスのことを。
静寂。
ナンド:
俺も叫んだ。
そして見た。
組織が来た。
すべてを壊し、救った。
彼は続ける。
すべてには意味がある。
悪でさえ…目的のために使われる。
ケルがレニの手を握る。
ケル:
あなたのことを祈り続けていた。
一度も信じることをやめなかった。
黒い炎は多くを奪った。
でも…信仰は私たちを救った。
レニは黙る。
レオンが立つ。
月の光が彼を照らす。
レオン:
この組織は…俺が作ったものじゃない。
イエスが始めたんだ。
彼はまっすぐ見る。
すべての命には意味がある。
お前の家族も…守られていた。
少し間。
レオン:
お前は自分を否定する。
でも――
俺も同じだった。
静かに。
迷っていた。
何も持っていなかった。
だが…彼が俺を選んだ。
レニの目に涙。
レオン:
今度は…お前の番だ。
風が吹く。
ケルとヴィニーが抱きしめる。
ケル:
もう一人で戦わないで。
ヴィニー:
一緒に行こう。
沈黙。
レニの手に炎が灯る。
だが。
それは怒りではない。
静かな炎。
希望。
レニ:
まだ…呼ばれているなら…。
俺は行く。
顔を上げる。
レニ:
この組織に加わる。
静寂の後。
仲間たちが立ち上がる。
夜空。
月。
炎。
ナレーション。
消えかけた炎は、再び灯る。
絶望の中でも、目的は失われない。
すべては…導かれている。
レオンは空を見上げる。
物語は続く。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
第172話では
レニの再会
信仰と赦し
そして新たな仲間としての決意
が描かれました。
物語はさらに進み、新たな戦いへと向かいます。
作者ページ
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オリジナル音楽
ワンショットストーリー
キャラクタープロフィール
レオン
ララ
リウ
アレス
ナンド
レニ
ケル
ヴィニー
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