アンジョ・ネグロ 第四シーズン 第167話 新たなる帝国の影
こんにちは、作者です。
一つの戦いが終わると、次に来るのは「支配」か「希望」か。
第167話では
宇宙の混乱
権力を求める者たち
そして一人の信仰の決断
が描かれます。
これは静かな回ではありません。
これは「次の戦争の引き金」です。
本編
宇宙。
星々が静かに消えていく。
スピルリの残骸が、虚空を漂う。
かつて一つの世界だったものは、今や破片に過ぎない。
ナレーション。
スピルリの崩壊後、宇宙は混乱に包まれた。
その知らせは、ゆっくりと広がっていく。
そして――
クリザーディアンがその功績を語り始めた。
様々な惑星。
人々が震える。
空を見上げる。
クリザーディアン。
その名が、恐怖として広がっていく。
XP。
六大長老の間。
巨大な空間。
緑の炎が揺れる。
六つの黄金の玉座。
その中央に、ヴァンダーが立っている。
第一長老が口を開く。
スピルリは崩壊した。
今こそ計画を進める時だ。
アレスは弱っている。
戦力を失った今、好機だ。
すべてのクリザーディアンはクラザードへ集結する。
その時――
XP計画を発動する。
ヴァンダーの表情が変わる。
しかし…クラザードにいる捕虜は?
第二長老。
冷たい声。
XPこそがすべてだ。
我々が宇宙の支配者となる。
ヴァンダーの声が震える。
あなた方は神を恐れないのか。
スピルリで何が起きたか、見たはずだ。
最後には、すべてが裁かれる。
第三長老が怒鳴る。
ヴァンダー…貴様。
息子も我らに逆らった。
そしてアレスに殺された。
空気が張り詰める。
ヴァンダー。
涙を浮かべながらも、まっすぐ立つ。
確かに、彼らは間違えた。
だが私は理解した。
創造主の計画を。
レオンの信じた道を。
神は自由を与えた。
変えるのは力ではない。
信仰と愛だ。
少しずつ…一歩ずつ。
沈黙。
第一長老が手を上げる。
闇の光が広がる。
槍が形成される。
それは、ヴァンダーの胸を貫いた。
彼は膝をつく。
血が流れる。
ヴァンダー。
かすれた声。
イエス…。
その瞬間。
光。
長老たちには見えない。
だが。
そこに立っていた。
イエス。
ヴァンダーは顔を上げる。
なぜ…こうなるのですか…。
イエスは優しく言う。
あなたが言った通りです。
世界を変えるには、信仰の行動が必要です。
一歩ずつ。
あなたもレオンも…正しい道にいる。
涙が流れる。
光が彼を包む。
そして。
消えた。
長老たちはざわめく。
何が起きた?
どこへ消えた?
第一長老。
冷たく。
ヴァンダーは裏切り者だ。
K11。
ローラの元に信号が届く。
彼女の手が震える。
口を押さえる。
帰ってこなかった…。
つまり…。
涙がこぼれる。
ヴァンダーは、死んだ。
K11。
訓練場。
レオンとララが戦っている。
剣。
雷。
炎。
風。
水。
土。
すべてがぶつかる。
リウは遠くで情報を見ている。
表情は重い。
作業員たちが施設を建設している。
新しい世界。
新しい拠点。
ナンド。
スピルリから救われた戦士。
レオンを見つめる。
その目には、尊敬がある。
宇宙。
クリザーディアン艦隊。
数えきれないほどの戦艦。
すべてがクラザードへ向かう。
アレス。
傷を負いながらも、立っている。
王として。
ナレーション。
英雄たちが築く間にも、敵は動く。
スピルリの崩壊は終わりではない。
それは、より大きな戦争の始まりだ。
K11。
夕焼け。
レオンはまだ戦っている。
成長し続けている。
ララは微笑む。
疲れていても。
リウは黙って見守る。
ナンドは拳を握る。
ナレーション。
圧政の終わりの後に訪れるのは、試練。
信仰の戦士たちを待つものとは何か。
空へ。
カメラが上がる。
物語は続く。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
第167話では
宇宙の混乱
ヴァンダーの信仰と犠牲
長老たちの陰謀
そして新たな戦争の予兆
が描かれました。
ここから物語はさらに大きく動きます。
作者ページ
本作の追加コンテンツは作者ページで公開中です。
オリジナル音楽
ワンショットストーリー
キャラクタープロフィール
レオン
ララ
リウ
アレス
リム
カイロス
アザゼル
フォロー、ブックマーク、評価をよろしくお願いします。
あなたの応援が物語の未来を作ります。




