アンジョ・ネグロ 第四シーズン 第163話 約束の剣
こんにちは、作者です。
ついに、この戦いに決着の光が差し込みます。
第163話では
約束の剣の真の意味
アザゼルの崩壊
そして神の介入
が描かれます。
これは力の勝利ではありません。
選択と信仰の勝利です。
スピルリ。
空は崩壊していた。
雷が空間を裂き、大地はひび割れ、世界そのものが悲鳴を上げている。
その中心に立つ二人。
レオン。
そして、リムに宿るアザゼル。
レオンは白い翼を広げる。
その手には、約束の剣。
青い光が脈動し、空間を照らしていた。
アザゼルは低く笑う。
その剣…懐かしいな。
まだその偽りの光を抱えているのか。
それを渡せ。
本当の力というものを見せてやる。
レオンは答えない。
ただ、前へ踏み出す。
雷が身体を加速させる。
風が軌道を切り裂く。
炎と大地が爆発する。
水が形を変え、槍となる。
五つの元素が剣に集まる。
一撃ごとに、世界が震える。
アザゼルも動く。
闇の球体。
影の門。
黒い爪。
すべてがレオンを押し潰そうとする。
だが。
剣の光がそれを弾く。
触れた瞬間、闇は消える。
K11。
人々は息を呑む。
ララは涙を流す。
あの光…あんなもの、見たことがない…
ヴァンダーは呟く。
あの剣を失えば…終わりだ。
アザゼルは怒りを爆発させる。
闇が海のように広がる。
世界を覆う津波。
レオンは剣を地面に突き立てる。
約束の剣よ…闇を拒め。
光が走る。
闇は二つに裂かれる。
まるで海が割れるように。
アザゼルは叫ぶ。
なぜだ…!
その剣は…私も触れたことがある!
なぜお前に応える!
レオンは静かに剣を見る。
そして。
顔を上げる。
力が欲しいなら…渡す。
その言葉と共に。
レオンは剣を差し出す。
K11。
全員が凍りつく。
ヴァンダーが叫ぶ。
何をしている!
ローラも震える。
あれを渡したら終わりだ!
ララが叫ぶ。
レオン、だめ!
アザゼルは笑う。
ついに…すべては私のものだ。
剣を握る。
その瞬間。
青い光が爆発する。
電流のような光が体を貫く。
アザゼルの体が崩れる。
内部に取り込まれていた存在たちが引き剥がされる。
悲鳴と共に消えていく。
影が分離する。
リムの体から。
巨大な闇。
本来の姿。
アザゼル。
静寂。
レオンはそれを見つめる。
その背後に。
光が現れる。
イエス。
だが、それはレオンとアザゼルにしか見えない。
穏やかな声。
その剣は…お前のものではない。
すべては終わりだ。
大地が震える。
光の鎖が現れる。
炎のように輝く拘束。
アザゼルを縛る。
アザゼルは叫ぶ。
やめろ!
この宇宙は私のものだ!
私は神だ!
鎖が引く。
地面が裂ける。
深淵が開く。
アザゼルは引きずり込まれる。
叫びながら。
消えていく。
静寂。
リムの体が落ちる。
解放された。
レオンは膝をつく。
息を荒げる。
だが、その表情は穏やかだった。
イエスは光となり、消える。
K11。
人々は膝をつく。
涙を流しながら。
声を上げる。
聖なる名を。
サント…サント…サント…イェシュア。
剣がレオンの手に戻る。
その光は、今は静かだった。
その時。
遠くで。
一つの気配が揺れる。
アレス。
彼の目が開く。
封印が震えていた。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
第163話では
約束の剣の真の力
アザゼルの敗北
イエスの介入
そしてアレスの目覚め
が描かれました。
戦いは終わったように見えますが、まだ終わりではありません。
次回、新たな展開が始まります。
作者ページ
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オリジナル音楽
ワンショットストーリー
キャラクタープロフィール
レオン
ララ
リウ
アレス
リム
カイロス
アザゼル
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