アンジョ・ネグロ 第四シーズン 第135話「分かれた道」
こんにちは、作者です。
スピルリ研究所の真実が明らかになり、
戦いは新しい局面へと進みます。
今回のエピソードでは
レオンたちが二つの道に分かれます。
一つは――
囚われた命を救うための戦い。
もう一つは――
すべての元凶、ギンを追う戦い。
それでは第135話をお楽しみください。
本編
焼けた研究室
静寂。
爆発の後の煙がまだ漂っている。
ホログラムの映像が空中に浮かぶ。
そこには――
スピルリの実験記録。
壊れた体。
檻の中の子供。
変異した生物。
研究所の空気は重かった。
ジュンの目に涙が浮かぶ。
「ララ……」
彼女は震える声で言う。
「探して……」
「“Xデー”を。」
「ロック族の子供たち……」
ララは急いで端末を操作する。
黄色い光が広がる。
「待って……」
「今探してる……」
データが流れる。
そして――
ファイルが見つかる。
Exp-ROCHA-Infantil-010
ララの表情が凍る。
「……見つけた。」
彼女はタブレットをジュンに渡す。
ジュンは震える手で画面を見る。
そこには――
カプセルの中の子供たち。
実験記録。
死亡記録。
十人。
全員死亡。
ジュンの声が崩れる。
「嘘だ……」
次の瞬間。
彼女は叫ぶ。
「みんな殺された!!」
彼女は膝をつく。
仲間の戦士たちが抱きしめる。
リウも彼女を抱き寄せる。
「ごめん……」
彼は言う。
「本当にごめん。」
「でも誓う。」
「もう二度とこんなことはさせない。」
アルファ組織
ホログラム越しに
アルファ組織の指導者たちも映像を見ていた。
ローラの声が震える。
「レオン……」
彼女は言う。
「これは罪よ。」
「神を気取った怪物たちの罪。」
ヴァンダーが立ち上がる。
彼は叫ぶ。
「聞け!」
「信仰の戦士たちよ!」
彼の声が基地中に響く。
「我々は地獄を見た!」
「だが今こそ選ぶ時だ!」
「囚われた者を救うか!」
「悪の心臓を破壊するか!」
基地の兵士たちが叫ぶ。
「名誉!」
「名誉!」
「名誉!」
レオンの決断
レオンは静かに立っていた。
炎の光が彼の目に映る。
彼はララを見る。
リウを見る。
ジュンを見る。
「もし俺がここを離れたら」
彼は言う。
「イリスたちが先にギンを見つける。」
「それで戦争が決まるかもしれない。」
彼は拳を握る。
「でも――」
「囚人たちも救わないといけない。」
ヴァンダーが言う。
「レオン。」
「お前はギンを追え。」
「囚人たちは我々が救う。」
ジュンが立ち上がる。
涙を拭きながら。
「私も行く。」
「囚人たちを助ける。」
リウが頷く。
「俺も一緒だ。」
「ジュンを一人にはしない。」
レオンは深く息を吸う。
「わかった。」
彼は言う。
「頼んだぞ。」
彼はリウを見る。
「彼女を守れ。」
リウは笑う。
「任せろ。」
ララがレオンの腕を掴む。
「最後まで一緒。」
彼女は言う。
「レオン。」
彼は頷く。
軍の出撃
アルファ組織。
一万五千人の戦士。
整列している。
彼らの声が響く。
「自由!」
「自由!」
「自由!」
太鼓の音。
戦争の音。
分かれた道
リウとジュン。
彼らは軍を率いる。
囚人たちの牢獄へ向かう。
一方。
レオンとララ。
燃える塔の中を走る。
レオンの黒い翼が広がる。
その前方。
イリスと兄弟たち。
ギンを追っている。
ナレーション。
「痛みと希望に導かれ」
「彼らは別々の道を進む。」
「一つは命を救うため。」
「もう一つは闇の心臓へ。」
最後のカット。
レオンとイリス。
同じ方向へ走る。
その先にいるのは――
ギン。
画面が暗転する。
第135話 終わり
第135話を読んでいただきありがとうございます!
今回は
・ジュンの悲しみ
・ロック族の子供たちの真実
・アルファ組織の決意
・レオンたちの分岐
が描かれました。
ここから物語は
二つの戦場へと分かれていきます。
次回は
囚人救出作戦
レオン vs イリス
ギンの真の計画
が描かれる予定です。
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