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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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122/204

アンジョ・ネグロ 第四シーズン 第122話「血と氷の影」

こんにちは、作者です。

レオンの「不可能な計画」はついに動き出しました。

今回の舞台は、

クリザードの氷の要塞。

そこには、

レオンの最大の敵であり、

同時に奇妙な同盟者でもある――

アレスが待っています。

しかし宇宙の闇はさらに深く、

スピルリアンもまた動き始めました。

それでは第122話をお楽しみください。

第122話

「血と氷の影」

クリザード ― 氷の大地

白い嵐が惑星を覆っていた。

氷の山々が空へと突き刺さる。

その中心には――

巨大な黒い要塞。

クリザードの秘密基地。

吹雪がその周囲を踊る。

遠くで雷が鳴った。

要塞内部

地下深く。

巨大なホール。

青い炎の松明が壁を照らしている。

中央には――

氷の玉座。

そこに座る男。

アレス。

彼の周囲には、

彼の子供たち。

そして――

五元素の評議員。

重い空気。

その時。

扉が開いた。

レオン。

ララ。

リウ。

三人が中央の通路を歩いてくる。

クリザードの戦士たちが睨みつける。

敵意に満ちた視線。

しかし三人は止まらない。

アレスとの対面

アレスがゆっくりと笑う。

「なるほど……」

彼はララを見る。

「お前がララか。」

彼の目が細くなる。

「母親と同じだ。」

「美しい。」

ララのオーラが爆発する。

黄金の光。

彼女の目は怒りに燃えていた。

(心の声)

「この男が……」

「兄さんを殺した……」

その瞬間。

レオンが彼女の肩に手を置く。

静かな声。

「約束を忘れるな。」

「今日は違う。」

「だが……」

レオンの目がアレスを見つめる。

「その時は必ず来る。」

アレスが笑う。

重い笑い声が響く。

その時――

アレスの息子の一人が立ち上がる。

「無礼だ!」

彼は怒鳴る。

「このガキが王を脅すとは!」

リウが少し震える。

だがレオンは動かない。

彼の目が黄色く光る。

「ここは子供の場所じゃない。」

静かな声。

「真面目な話が理解できないなら」

「出て行け。」

一瞬。

空気が凍る。

戦士たちが武器に手をかける。

しかし――

アレスが手を上げる。

「やめろ。」

静寂。

彼はレオンを見る。

「面白い。」

「では聞こう。」

「レオン……」

「計画とは何だ?」

レオンの作戦

レオンが前に出る。

まだ雪が服に残っている。

「スピルリの惑星は巨大だ。」

彼は言う。

「あなたの全軍が必要になる。」

彼は続ける。

「我々の組織はほぼ壊滅した。」

「残った者も、この作戦を信じていない。」

レオンの周囲にホログラムが現れる。

戦術マップ。

惑星スピルリ。

都市。

防衛網。

脱出ルート。

青い光がホールを照らす。

アレスは黙って見ている。

彼の目がわずかに変わる。

(ナレーション)

「その瞬間――」

「クリザードの王は初めて」

「レオンの知性と大胆さに」

「驚きを覚えていた。」

アルファ組織 ― 宇宙船

場面が変わる。

アルファの宇宙船。

ローラが廊下を歩く。

不安な表情。

彼女はドリアの前で止まる。

「心配なの。」

彼女は言う。

「ララが……」

「アレスのところへ行った。」

彼女の声は震えている。

「もし何かされたら……」

ドリアは落ち着いた声で答える。

「心配いりません。」

彼は言う。

「レオンは自分が何をしているか理解している。」

彼は小さく笑う。

「ここまで自信に満ちた男は見たことがない。」

ローラは何も言えない。

目に涙が浮かぶ。

要塞 ― 家族の緊張

会議が終わる。

レオンが立ち上がる。

ララの手を握る。

二人は出口へ向かう。

その時――

アレスが近づく。

「待て。」

彼は言う。

「食事でもどうだ?」

彼は笑う。

「家族として話そう。」

ララの怒りが爆発する。

「家族?」

彼女は叫ぶ。

「私の家族は兄だけだった!」

「あなたがそれを奪った!」

沈黙。

アレスの表情は変わらない。

「いつか分かる。」

彼は静かに言う。

「世界は強者のものだ。」

「お前たちはまだ若い。」

「いずれ現実が幻想を壊す。」

レオンがララの手を引く。

「行こう。」

彼は言う。

「この男に付き合う価値はない。」

宇宙 ― 裏切り

赤い星雲の中。

アルファの宇宙船が浮かんでいる。

ホログラムが現れる。

ヴァンダー。

その前には――

スピルリアンの指導者。

ギン。

ヴァンダーの声は低い。

「少年の居場所を知っている。」

彼は言う。

「だが彼は強すぎる。」

「説得しようとした。」

「だが私の兵士を倒した。」

彼は続ける。

「だが――」

「次に現れる場所なら教えられる。」

ギンが微笑む。

冷たい笑み。

「素晴らしい。」

彼は言う。

「座標を送れ。」

データが送信される。

赤い光が広がる。

ギンの声が響く。

「いいだろう……」

「この少年の終わりを」

「宇宙が見届けることになる。」

第122話 終わり

ここまで読んでくださりありがとうございます。

今回の話では、

・レオンとアレスの緊張関係

・ララと父の対立

・そしてヴァンダーの裏切り

が描かれました。

物語はさらに危険な方向へ進みます。

次回、第123話。

スピルリアンが動き出します。

そしてレオンの「不可能な計画」が

本格的に始まります。

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