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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第一章《異世界の第一音》
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第五話「風の律者と奏でる誓い」

翌朝、フィリナは俺の隣で草の上に寝転んでいた。


 「そなたの音、心に届いた。あれほど美しい即興は初めてじゃ」


 「俺は……音楽で生きてきた。たくさん舞台に立って、でも、誰かに届いてる気がしなかった。だけど……昨夜は、違った」


 「この世界は音がすべて。そなたの音が、この世界を変える」


 その言葉に、俺は決めた。


 「フィリナ。俺、ここで生きていくよ。もっと音を知りたいし、奏でたい。そして……この世界を、守りたい」


 「ならば、契約を交わそう。わらわは律者として、そなたを守る。そなたの音が響く限り」


 彼女が手を差し出す。俺はその手を握った。


 「じゃあ、まずは……一緒にセッションしようぜ」


 空に、二つの音が溶け合う。


 ——新たな冒険の、序奏が響いた。

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