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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第四章《エンディング・フィールド》
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第二十六話「共鳴の裂け目」

 逃げ抜けた先に待っていたのは、音を吸い込むような深い谷。


 谷底からは、かすかに“音楽”のような波動が感じられた。


 「この下……スコアの気配がある」

 ミーレが呟いた。


 問題は、その谷が完全に“反響を吸収する構造”であることだった。


 「音を出したら、全部呑まれる……」

 ソラは岩の端に手を当て、静かに目を閉じる。


 「行こう。無音で降りられるルートを見つける。危険でも、ここを越えないと——」


 俺たちは、音のない深淵へと降りていく。


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