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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第三章《空の楽譜と空白の記憶》
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第二十二話「協奏と選択の彼方」

 空の旋律を手にしたことで、ロスト・スコアは三つ揃った。


 残るはあと二つ——“焔の調べ”と“終末の和音”。


 「だが次は……地上に降りることになる。しかも、“あの場所”へ」


 ソラが険しい表情を見せる。


 「“エンディング・フィールド”……この世界で最も演奏が禁じられた大地。音が出せば死ぬとまで言われる、そんな場所に……」


 「それでも行くしかない」


 俺たちは再び地に降り、最後のスコアと、世界の核心へ向かうことになる。

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