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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第三章《空の楽譜と空白の記憶》
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第二十一話「空の旋律と命のビート」

 「くそ……!」


 俺とソラは協力し、空気の流れに音を乗せて、彼女から距離を取った。


 「ルゥの音を取り戻すには、“空の旋律”を完全に鳴らすしかない!」


 エコー・シアターの奥にあったのは、風の音を記録した風鈴型スコア。


 俺はそれをトランペットに結合し、《アルト・ストーム》を発動。


 風圧と圧縮された音がぶつかり、シェルのノイズ結界を破壊した。


 「ギィッ……! そんな、風と音の融合なんて……!」


 彼女は音に飲まれ、虚空へ消えていく。


 その瞬間、ルゥの鼓動が静かに、しかし力強く戻っていった。


 「……聞こえる。また、あたしのリズムが、あたしの中で鳴ってる」

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