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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第三章《空の楽譜と空白の記憶》
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第十九話「鼓動、揺らぎ始める」

塔を離れた後も、ルゥは時折、右手を押さえていた。


 「リズムが、うまく刻めない……。自分の音が自分のじゃないみたい」


 共鳴されて以降、ルゥの鼓動が乱れている。まるで、心拍を他者に奪われたかのように。


 「彼女……あたしの“核のリズム”を喰ったんだと思う」


 “核のリズム”——演奏者にとって、生命と直結する根源のビート。


 「それを取り戻す方法が、空にあるって聞いたことがある」


 ソラが口を開く。


 「古の島(クレシェンド・アーク)。空に浮かぶ都市跡、そこに眠る“空の旋律”は、演奏者の魂を増幅させる」


 目的地は、天空の浮遊島。

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― 新着の感想 ―
最新話まで読ませていただきました。 ありがとうございます。 全体を通した意見なのですが、若干ルビの振り方に違和感を覚える箇所がいくつかありました。 この話で言うと”クレシェンド・アーク”が「島」にし…
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