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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第三章《空の楽譜と空白の記憶》
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第十八話「調律者の影、現る」

 塔を離れようとしたそのとき、突然空気が凍りついた。


 「やっぱり来たか」


 ルゥが低く呟く。


 塔の入口に立っていたのは、ディスコード三姉妹・次女、メル=レゾナンス。


 静かに笑いながら、彼女は首を傾けた。


 「“黙示のスコア”、少しだけ齧ったでしょう? いい子ねぇ……ちゃんと喰われてくれて」


 彼女の音魔法は**“共鳴増幅レゾナンス”。こちらの演奏を乗っ取って暴走させる**恐るべき力。


 「逃げるよ!」


 俺たちは塔を脱出し、なんとか命を繋いだ。


 だが、そのときルゥが俺の腕を掴んで言った。


 「……あたしの音、彼女に“共鳴”されてた。ヤバいかもしれない」

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