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響け、異世界のラプソディ  作者: ばんばん
第三章《空の楽譜と空白の記憶》
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第十七話「音の始祖《プリモ》と黙示の記譜」

 夢とも記憶ともつかない空間に、誰かがいた。


 「汝、奏でる者か……それとも、黙す者か?」


 声は、直接心に届いた。


 「俺は……奏でる者だ」


 「ならば、選べ。調律を進めるか、それとも“原音”に還るか」


 その手には、一冊のスコアが握られていた。まるで黒く燃えるような譜面——黙示の記譜スコア・アポカリプス


 「これは……世界を終わらせる音だ……!」


 その瞬間、俺は時間の流れに引き戻される。


 目を覚ますと、塔の最下層。スコアの一部は俺のトランペットに取り込まれていた。


 「君は……それでも演奏を続けるのか?」


 ソラがそう問う。


 「もちろん。だって俺は、音で世界を救うって決めたから」

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