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メジェリー事件

時は10月、少し、肌寒くなってきた頃だ。

みんな、この頃には、笠松先生の変なノリにも慣れてきて、みんなからは、ヘラちゃん先生の名前で、親しまれていた。

そんな頃、急遽、異動でその小学校に赴任して来た、先生がいる。

それは、タヴァスィ・タマーシュ先生(国語)だ。

タヴァスィ先生は、ハンガリー出身で、京大卒の、国語教師だ(逆に英語はダメ。)。

そのため、3年2組の副担任をまかされた。

タヴァスィ・タマーシュ先生 は当時、笠松メジェリーと付き合っていた。

笠松ヘラたまたま、彼の携帯の待ち受けを見たなり、こう言う。「えっ、メジェリー!?」

タヴァスィ・タマーシュ先生は、驚くいて、「めっメジェリーと、知り合いなん、ヘラ先生?」

笠松ヘラは言う。「彼女の苗字、“笠松”でしょ?」

タヴァスィ・タマーシュ先生は言う。「笠松って、聞いとるけど?」

笠松ヘラは言う。「やっぱりだ!!。私の父の弟が、ハンガリーの人と、結婚して、ハンガリーにいるから。」

タヴァスィ・タマーシュ先生は言う。「ヘラ先生と、従妹の関係かーい!!」

笠松ヘラ言う。「従妹だけど。」

教務などがおわり、帰る時メジェリーと、デートをし、タヴァスィ・タマーシュは、恋人メジェリーに尋ねる。「笠松・ヘラ・キャロライン・朱莉って、知っとる?」

メジェリーは答える。「知っていますわ、あの落ち着きのない、従姉ですけど?どうしました?」

タマーシュは、言う。「オレ、3年2組の副担任なんやけど、ヘラさんは、3年2組の担任なんやね、それで、職員室で携帯開いたら、待ち受け、見られてもーて。」

メジェリーは言う。「別にいいわ、あなたの気持ちさえ変わらなければ。それで、いいわ。」

「なんかすまん、こんな話してもーて。」と、タマーシュは言った。




そして、次の日。

タヴァスィ先生は、遅刻してきた。

「何が、有ったんですか?」と、笠松先生は、尋ねる。

「めッ、メジェリーが、置手紙を、残して、居なくなった。」とタヴァスィ先生が言った。

教室中がざわついた。

ヘラは、タヴァスィ先生から、メジェリーが書いた、置手紙を、受け取り、読む。

「タマーシュ。あなたのこころのなかは、朱莉の事で、いっぱいなようね。タマーシュさよなら。元気で、やっていてください。二度と、私とは、会えないでしょう。20XX年11月13日。メジェリー。」

笠松先生は言う「こいつ、死ぬ気だな。」

そして、放課後、佐原葵は、言う「ヘラちゃん先生大丈夫?従妹何でしょ?」

黒部あおばも言う「従妹なら、助けてあげてにゃさい!!」

笠松先生は言う「分かったから、助けるから!!」

そして、タヴァスィ先生に言う。「心配だと思うけど、学校で、待っていて。」

タヴァスィ先生言う「なんでやねん。」

笠松先生は言う「やつは、おとなしそうに見えて、感情の起伏が激しい。だから、ここで、待ってろ。」と言い、笠松ヘラは、車に乗り、飛び出していった。

車に乗り、考える。{やつは、私の一番嫌がる死に方をするはず・・・・あっ。}

そして、ヘラは、思いつき、丸山ダムへと、向かった。

しばらくして、丸山ダムに着く。

ヘラは言う。「そこで、死ぬつもり?、死んでも、いいことないわ!!。」

メジェリーは言う。「あんたが、タマーシュを、奪ったのじゃない!!」

ヘラは言う。「死んでも、良いことないわ、タマーシュが、悲しむわ、タマーシュは、心配してる、電話をかけてあげて!!」

メジェリーは言う「そんなん、意味ないわ。」

ヘラは言う「良いから、電話かけんしゃい!!掛けないなら、あなたの意思に関係なくここから、突き落とすわ!!。」

メジェリーは仕方ないから、電話を掛ける事にした。「あっ、タマーシュ?」

電話口でタマーシュは、言う「メジェリー?だっ大丈夫?」

メジェリーは言う「今すぐ、ここに来てよ。」

タマーシュは言う「ぴゃーっと行くで、待っとって!!」

(と、言っても、まだ羽島にいるタマーシュ。)




50分くらいでタマーシュは来た。

メジェリーは言う「ヘラと私どっちが好き?ねぇ?どっち?」

タマーシュは言う「絶対、メジェリーやて、安心せい!」

メジェリーは言う。「じゃあ、ヘラとは、話さないで!!」

タマーシュは困ってしまう。{業務上、ヘラとは、話さないといけないし・・・・・。}

タマーシュは黙ってしまった。

すると、メジェリーは、言う「じゃあさようなら。」

タマーシュは言う「待って!!メジェリー」

メジェリーは言う「引き止める、必要ないじゃない!!!」

ヘラは「あんさん、一回、死にかけるか、誰か死なんと、命の大切さ、分からん訳?」と言い、クラスの金田孝輔の話をした。「学校に行きたかった、こうちゃん。だけど、彼は白血病で、夏休み明ける前に亡くなったわ。将来の夢は鉄道運転士。だけど、ドナーも見つからず、亡くなったわ!!!あんた、死ぬくらいなら、こうちゃんにその命、あげたいくらいだわ。そんな、命を大切にしない人、誰とも、付き合う権利なんてないわ!!!」と言い放ち、メジェリーを強引に、橋の欄干から、引きずり降ろし、自分の車の後部座席に乗せた。

 メジェリーを車の中に乗せた後、車は走りだす。

 車は、 旧道との交差部に来た。

 メジェリーは、ヘラのハンドルを持つ手を急に右に切った。

 激しく、車は信号柱にぶつかった。

 そこにタマーシュの車が通りかかり、救急車を呼ぶ。

 そのころ、笠松ヘラは、{ここ何処だ・・・?さっきの交差点?あれ、事故してる・・・・・。あれ、私の車。わたし、ここで、なにしてた?あっメジェリーだ。「ちょっと危ないでしょ。出ちゃだめよ。」あれ、聞こえないみたいね。とメジェリーの手を引っ張る、メジェリーは気絶した。「あぶないわ。」まぁ、あそこの歩道に置いて・・・・・。あれ、メジェリーが持てないわ!!!どうして!!!すり抜けるわ!!。タマーシュもあそこに居るわ!!「タマーシュ!!タマーシュ!!」聞こえてないのかしら・・・・・。救急車だわ。えっ、私?ウソでしょ!!運ばれて行ってるわ!!あっ足が消えて行ってるわ!!。とりあえず体に戻るなきゃ!!。}

 「あれ、ぶつかるなんて!!」笠松ヘラはそう言った。

 「僕が、飛ばして、あげる救急車の中のあなたの体まで。」青目の少年??が言った。

 ヘラ言う。「キミ、ぶつかるなんて、大丈夫?あと、何者?」

 「僕の事なんか構わないで、だから、しっかり捕まってて。途中で、手が離れて、落ちると、浮遊霊になっちゃうから、しっかり僕に捕まってて。」

 ヘラ事態を理解し、「分かった。お願いだわ!!」

 そして、青目の少年の手をつかんだ。

 そして、急に痛みを感じ出した。

 「いててえええええ!!!!!!」そこは救急車のなかだった。

 そして、病院の手前で記憶がなくなった。

 ヘラの魂は、その頃。「おばあちゃん?待って、おばあちゃん!!私!!こんなに立派になったの!!小学校の先生になったわ、小さいころは迷惑ばかりかけて、ごめんなさい。だから、だから・・・・・・、」

 笠松ヘラの祖母は言う。「ヘラや・・・、今を生きなさい・・・、あんたは、確かに小さいころ大変やった。だけど、小さいころは、誰だって迷惑かけて当たり前。だから、気にしなくて、・・・・・いいのよ、ここで、死んだらみんなが悲しむわ・・・。先生なんでしょ・・・。だから、何があっても強く、生きるのよ。」そう言い、祖母は消えて行った。

 そして、ヘラは、意を決して、船から、三途の川に飛び込む。

 「はあ、はあ、はあ、はあ、」

 笠松ヘラ言う。「あぁ、生きて、帰れる。また、あの笑顔が見れるわ」と言い笑った。





 学校では、ほとんど、休むことの無かった笠松先生が休みだったので、職員や生徒の間で、ものすごく心配されていた。

 佐原葵は言う「ヘラちゃん先生大丈夫かな?」

 黒部あおば言う「まぁ、大丈夫だと、思うニャ!ヘラちゃんなら、絶対、帰ってくるニャ!!」

 佐原葵は言う「うぅ~ん、大丈夫かな~。」

 

 その頃、笠松ヘラは現実世界の病院で、メジェリーに包丁を持った状態で追いかけられていた。

 笠松ヘラ言う。「やめて、メジェリーやめて、本当にやめて、殺さないで!!私は、まだ、生徒たちに、まだまだ、教えないといけないことがあるの!!」

メジェリーは言う「生徒は言うわ、絶対・・・・・、泥棒ネコなんかに教わりたくないのってね・・・・・・。」

 そして、メジェリーは目を赤く光らせ言う「殺すわ!!!!!」

 笠松ヘラ言う「やめてぇええええええぇえぇえええぇぇぇぇええぇええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

 「ヘラちゃん先生!!!」佐原葵の声がした。

 笠松ヘラ言う「葵ちゃん!!」

 メジェリーは、包丁を、背中に隠し近寄る。

 「ねえ、ヘラ先生って、かわいくて、明るくて、私の学校の担任だったらよかったな~。」と、何事もなかったような、明るい声で言い、メジェリーはヘラに近づいて行く・・・・・・、ヘラは、それを思いっきり、蹴り飛ばした。

 メジェリーは、何事も無かったように、「いきなり何してのよーヘラ。」

 ヘラは言う、「メジェリー!!!!あんたのした事は、このペン型カメラに収められてるわ!!」

 メジェリーは、「あら、あなたに、そんな知恵があったとは、あら、不覚ですわ、誰に入れ知恵してもらったんでしょうね、ハハッ、ハハハッ、ハハハッ、ハハハッ、」と、不気味に笑いながら、言う。

 「二人とも殺すわ」メジェリーはそう言い、背中から、日本刀、孫六を鞘から抜く。

 ヘラ言う「葵ちゃん逃げて、私に何があっとしても、あなたを見守るから。」そう言い、ヘラは、背中から、鉄筋を芯にした、和紙を固めた、“斬れない刀”を出した。

 メジェリーは「そんなので、戦うのですか、おお、バカバカしい。勝敗は見えてますわ。」と言い、ヘラを斬りかかる。

 それを、ヘラは、和紙刀で、止める。

 それの繰り返しだった。

 しかし、ヘラは、守りだけだと、自分に言い聞かせていた、しかし、不利になる一方。ヘラに悪魔(?)が囁く・・・・・「手を狙って、孫六を落とせ!!!!」

 そして、ヘラは、持ち手を狙い、見事に命中し、孫六は吹っ飛び、病院外の植木に刺さった。

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