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一部作



さぁ


僕の人生が大きく変わった理由を話そう




先には興味がない。

今が大したことがないのなら、きっと先も大したことではない。

きっと君は快楽を手に入れるだろう。


目目目目目目目目目目目目


――ウィ〜ンガッシャ〜ンピコピコピコガ―ン

「よし!!殺せ!!そこだ!!内臓じゃねーよ!心臓だって!!」

真っ暗な部屋の中ベットに寝ながら少年は夢中になってゲームをしていた。

少年のベットの上にはだらしがなくたくさんのゲームが散らばっている。が、どのゲームもグロテスクな表現がふくまれているので「R18」とかいてあるものだった。

そしてこの少年は暗くてよく見えないがとても18歳には見えない。まだおよそ小学生の低学年くらいだろう。

――ガシャ――ン

ひときわ大きな音をたてたかと思えばテレビ画面一面に血の文字でゲームオーバーと書かれてあった。

「あぁ〜ザコッ!!使えね〜死ね!!ザコ、どんなけザコイんだよ!」

そういって少年は乱暴にも地面にコントローラーを投げつけた。

ガチャッン!と音を立ててコントローラーは地面へ落ちていった。

――キィーー

ふいにドアが開いて真っ暗な部屋の中に眩しいほどの光がはいってくる。

「あの…太郎様、ご飯持って来ました」

ドアからはナース服の女性が怯えながら顔をのぞかせる。

先程まで暗くてよく見えなかったが、わずかな光によって少年の顔が分かる。

驚くほど髪の毛、まゆげ、あげくのはてにはまつげまで真っ白な少年がベットにいた。

少年の名前は「田中太郎」

様子をみるかぎりここは病院らしい。

「いらないよ。僕は」

太郎は女性の顔を見合わせることもなく呟くように言う。

そして眉間にシワをよせながら面倒臭そうにベットの横にあった車椅子に乗る。

車椅子を動かしたかと思えば再びゲームのカセットをセットしてベットに横になる。

ここの所これが太郎の日常だ。

「で…でも最近は…まったく食事をとられていないようなので―…」

「いらないよ。あんまりうるさいとクビにするよ?」

太郎がクビにするといった瞬間看護士の顔がみるみる青ざめていく。

太郎にはそれほどまでに絶対なる力があった。

そして数秒の間に彼女の中には職を失うという恐怖がうずまいていた。

「す…すいませんでした!!」

軽くおじぎをすると風邪のように彼女は去っていってしまった。

太郎はなにごともなかったかのように再びゲームを始める。

――ウィーーーン、グシャ…バーン


目目目目目目目目目目目目


「ゴホン、ゴホン、イカ味噌さん分かってますよね?」

(わかってるよ禁玉、パッパーとやりゃーいいんだろ?パパッパパーって)

「違います!パパパパパーなんてそんな適当なこと駄目ですよ。私達初仕事なんですから…適当なんて許されませんよイカ味噌さんゴホゴホッ」

(ほっほほ〜い)

「本当にわかっているんですか!?この仕事の重要性を!!ミスは許され…ゲホゲホ」

(ぁ〜興奮したら駄目だって!咳が止まらなくなるよン)

「誰のせいですか!?ゲホゲホゴホゴホゲホッ!」

(有名な絵画を書いた人は?)

「ゴッホ、ゴッホって…遊ばないで下さい!」

(んじゃ…気持ちが悪い時に口から吐き出るものは?)

「ゲホ、ゲボ…って何なんですか!もうイカ味噌さん!もし、お食事中の方がいたらどうするんですか!?全国のお食事中の方に謝ってください!」

(すんま…千円!万円!100万円!)

「まともに謝ることもできないんですか!!ムラっときます。もう…あなたは…ガハガハゴホ」

(大丈夫だって、そう禁玉は神経質にならなくても。相手は小学二年生の少年でしょ?軽いっちょ。略してカルパッチョ)

「略すところか別の物になっていますよイカ味噌さん。でも、ミスをしたら私達のボスにあたいする猿木さんにどのようにして謝ればいいのか…」

(アハハ!大丈夫だってあの人もミスばっかりでしょ!)

「ゴホン、失礼ですよイカ味噌さん!!いくら本当のことでも失礼ですよ!!」

(いや…禁玉のほうが失礼だと思うよン)

「え?きゃ〜!!猿木さんすいませんん。これは私の咳のせいです。いや、さっきのは咳だったんですゲホゲホ」

(ずいぶん苦しい言い訳だなぁ〜)

「う…うるさいですよ!ったく、とにかく私達が早くしないと…「「あいつら」」が来てやっかいなことになりますよ…コホン」

(うわ〜そうだったよ。忘れてた〜「「あいつら」」が来ると面倒なことになりそうだなぁ…めんどくさMAX!!)

「とにかくいいですか?もう一回確認しますよ!ゴホゴホ」

(これで100回目の確認だよ〜大丈夫だって。今回の仕事はいかに「「あいつら」」よりもはやく今回の標的田中太郎君、小学2年生、男の子の命を狩りミッションクリア〜イエイ!!ってなわけっしょ)

「う…はいそうです。コホコホ」

「始めのあいさつも分かってますよね!なんなら練習しますか?」

(やめておくよ〜。だってそれ200回練習したもんに〜)

「う…数まで数えていたのですか…イカ味噌さんは。緊張します〜んじゃあ…1・2・3で行きますよ!!ゴホゴホゴホ」

(うけぃ〜1・2・3ね!)

「ゲホンやっぱ5でいきましょう!!」

(ぇ?5?うけぃ〜)

「いきますよ!!ゲホ…5――!!」

(ぇええええ〜!!いきなりご5かよ〜〜〜!?)


――ドターーン


目目目目目目目目目目目目


なんだ?

突然大きな音が鳴ったかと思ったら次の瞬間僕の頭上から男女2人が落ちてきた。

しかも僕の目の前に。まるで僕のゲームを邪魔をするかのように。

でも、誰なんだ?この二人は?

なんかケンカまで始めたけど…本当そのケンカ僕にはどうでもいいんだけど…。

「なんで5でこなかったんですか!?ゲホゲホ」

上から落ちてきた女性が下敷きになっている男性に怒った。

女性は金色の髪の毛で長いポニーテールが特徴だった。綺麗な女性だと思う。

僕は幼い上に世間とかあまりよく知らないから本当に美人かは分からないけど。

「わかないよ!理解できない!無理絶対無理きっと無理100億パーセント無理だに〜」

一方下敷きにされている男性は短髪で鼻がすらりとのびて美男子だった。こちらもはっきりと美男子と言えるかわからないが。

「い…いくわよ…3・2・1…」

女性がタイミングを計らって言った。

「「ワハハハハ!!正義の味方…イカの禁玉味噌登場!!」」

二人の男女は体制をたてなおして飛び切りの笑顔で僕にむかってそういった。

しかも二人声をあわして僕に向かって指をさしながら。


もちろん、僕が腹立ったのは言うまでもないだろう。


目目目目目目目目目目目目


ここまでお読み頂きありがとうございます!!

この作品はなるべく30分くらいにまとめたいと思っています

(・∀・)

もしよかったら最後までお付き合いくださいです!

さてさて田中太郎君小学二年生…いちよう今回の主人公です。

そして田中太郎君の人生が大きく変わった瞬間はあの二人にあったときからでしょうね。

なるべく今回は物語り重視で「生命」とか…書きたいな…って思っています!!

こんな私ですがよろしくおねがいします!

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