三人目の人物
少女は待っていた侍女に声をかけた。
「メイ、いつも遅くまでお疲れ様。」少女はさきほど王と会っていたときとは別人のように素敵な笑顔を浮かべてそう言った。
「マスターこそお疲れ様でした。」メイはただ少女のために存在する。城内で王族を除き唯一少女と話すことを許された女性だった。
「ええ。それよりメイ、今日はどんな訓練をしたの?」
メイと王族以外誰にも会えず、外にも出られない少女にとってメイが少女の世界の全てだった。
少女はメイを愛しく思うと同時に申し訳なく感じていた。軍のエリートとして過ごしていたメイを自分のそばに欲しいと言ったのは4歳の少女だった。その少女の発言により、軍から落ちたも同然で少女の元へやって来て世話をしてくれているのだった。
大きくなった少女はメイが少女を憎んでいるのではと感じていた。そのため憎まれていれど好かれているかもしれないとは考えもしなかった。メイは仕事でそばにいてくれるだけなのだと。
-メイドには少女の瞳にうつっている自分のことなどわかるはずもなかった。-
こんにちは、こんばんは、姫夏です。
今回まただいぶ日が空いちゃいました。申し訳ないです.....。
ですが予告通り新しい女の子は出てきました!
私のイメージでは、金髪おさげでちょっとつり目な感じの可愛いより美しというような少女メイです。
次回は話全然進みません。少女とメイのいちゃいちゃ会話です。
仲良さげな二人。羨ましす.....
というわけで批判アドバイス等くださると嬉しいです。