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星恒開拓ステーションアウストラリス

ケレン「カミアもう行くよ」

カミア「もうそんな時間?じゃあまたね昴」

昴「待って...」


彼女らはホログラムのように消えていった

ピカ//ガチャ

扉が開く音がした


???「大丈夫か?怪我人がいる、誰か来てくれ」

???「シノン先生どうですか?}

シノン「特に傷はないが記憶がない」

シノン「だが、妙だね、記憶がなくなったのではなくもとからなかったように見える」

シノン「目覚めたようだ」

昴「ここは...」

???「ここは医務室だ」

???「制御室で倒れていた君をここに連れてきたんだ」

シノン「自分の名前はわかるかい?」

昴「うん、わたしは(せい)

シノン「星ちゃんっていうのね、リギル(???)私ほかの人の相手もしないといけないから彼女をよろしくね」

リギル「ああ、こっちに来てくれ」


リギルは小さくうなずくと、昴が立ち上がるのを手伝った。


医務室は白一色だった。壁も床も、金属の光沢を帯びていて、ほんのりと青い光が天井から降り注いでいる。消毒液の匂いの奥に、機械油の匂いが混ざっていた。


リギルはドアの前に立つ。

ピッ——という電子音とともに扉が左右に滑った。


廊下は長く、緩やかに弧を描いている。床の縁に沿って細い光のラインが走り、星の軌道のように脈打っていた。壁面には透明なパネルが埋め込まれ、そこに映し出されるのは


無数の星々。


昴「ここはどこなの?」

リギル「ここは星恒開拓ステーションアウストラリスだ」

昴「なんか難しい名前だね」

昴「この壁に移しだされている星はなに?」

リギル「これは地図の断片だ」

リギル「このアウストラリスはこの宇宙開拓の最前にある基地だからな」

昴「あなたは何をしているの?」

リギル「俺は開拓の使徒だ仲間たちと一緒に様々な星を開拓していっている」

リギル「今はお前を所長室に連れて行っているところ、所長に君の処遇を決めてもらわないといけないからな」

???「お、リギルじゃん!あんた今何してんの?」

リギル「今は彼女(スバル)を所長室に連れていくところだ」

昴「彼女は誰?」

リギル「彼女はフブキ俺と同じ列車に乗る開拓の使徒だ」

フブキ「そんな名前ダサいよ、私の考えた名前のほうがかわいいし、かっこいいよ」

リギル「超時空開拓フロンティア列車だったか?」

フブキ「ちがうよ、みんなでなかよく未知の星をがんばってひらくだ列車だよ」

昴「……列車?」

フブキ「そう! 列車! 私たちの!」


リギルはこめかみを押さえる。


リギル「開拓は遠足じゃないんだぞ」

フブキ「えーでもさ、“みんなでなかよく”って大事じゃない?」


昴はふっと小さく笑った。


昴「……なんだか、楽しそうな名前だね」


その言葉に、スピカの目がきらりと輝く。


スピカ「でしょ!? ほら見なよリギル! この子わかってる!」

リギル「わかってないのはお前だ」

昴「……その“列車”は、どこまで行くの?」


スピカは腕を組み、胸を張る。


スピカ「決まってるよ! 宇宙のはしっこまで!」


リギルは深くため息をついた


リギル「まだ観測限界も超えてないだろ」

スピカ「細かいこと言わない!」


昴はそのやり取りを見つめながら、とても暖かい気持ちになっていった


昴「……じゃあ、わたしも入れるの?」


その問いに、二人は同時に昴を見る。


廊下の先、所長室の扉が見えてきた。

黒い金属製の扉には、アウストラリスの紋章が淡く輝いている。


スピカはにっと笑う。


スピカ「歓迎するよ? みんなでなかよく未知の星をがんばってひらく会に!」

リギル「まずは所長の許可だ」


扉の前で、三人の足音が止まる。

その向こうに、昴の“居場所”があるのかもしれない。


会話記録№53

ケレン「カミアは昴にどうしてほしいの?」

カミア「どうしてほしいかって聞かれてもね」

カミア「脚本を読めばわかるんじゃない?」

ケレン「私はあなたの本当の気持ちが聞きたいの」

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