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最弱スキル【反転】で無双する異世界冒険譚  作者: いわたん
第三章 強くなるために
62/68

51.vsシェド(1)

準決勝第一試合 トーマ vs シェド


二人は武闘台の中央へ向かう。


(こいつがシェドか…)


相対したシェドはトーマよりも一回り小柄で、これといった特徴はなかった。

しかし、2回戦の戦いを見ると相手の攻撃が寸でで当たらず、攻撃を上手く当てる印象だった。その時の戦い方を見る限り相手になりそうに無いと思っていたトーマだが


(不気味な感じなんだよな…何かのスキルなんだろうが…)


 トーマが相手を見据えながら考えていると審判の号令とともに、シェドは脚を開いて低く構えた。


 トーマは相手の攻撃に備えつつ【鑑定】を起動。すると戦慄すべき数値が表示される。


――シェド(偽名) Lv100 ATK:A DEF:S INT:S RES:S AGI:SS スキル:【影術】Lv8 / 【隠密】Lv8 / 【投影】Lv8


(こいつ、三系統すべてがレベル8……!)


 鑑定の結果が視界を走るのとほぼ同時、シェドが視界から消える。そしていつのまにかトーマの目の前におり、拳がトーマを狙う。


「この程度のパンチでーー!?」


トーマはシェドの拳を避けたーーが、避けたはずの拳が左頬にクリーンヒットした。


(な!?)


まさかの状況にトーマは一瞬心を乱すも距離を取りつつ、胸の内で戦術を組み立てる。


(少し油断したとはいえ、たしかにアイツの攻撃は避けた…なのに完璧に捉えられていた。)


シェドはまた距離を詰めてくる。そしていつの間にかハイキックが迫ってきていたため、トーマは【反転】を使う…がシェドの蹴りがトーマの脇腹にクリーンヒットした。


「がっ!?」


再びシェドから距離を取るトーマ。しかし先ほどとは違いかなり混乱した状態になっていた。


(【反転】が効かない!?ヤツのスキルか?)


そこからシェドの猛攻が続いた。トーマは全てに反応出来ていたが、やはり何故かシェドの攻撃はトーマに当たってしまう。トーマは反撃が出来ず、距離を取り思考しようとするがダメージが大きく、思考がまとまらない。


観客席から歓声が巻き起こる。「逃げてばかりか!」「エキシビジョンはまぐれだったのかよ!」と野次が飛ぶが、今のトーマにはそれすら思考のノイズとなっていた。


(クソ!冷静なれ!このままじゃジリ貧だ!)


しかし、シェドの攻撃は続き、歓声も消極的なせいか野次の方が多くなってきていた。トーマの思考は周りによってさらに妨害され、焦りが目に見えてきていた。


(どうする?どうすればいい?)

そう思考した瞬間、観客の野次がソドム王国での仕打ちを思い出させた。全てに絶望する感覚、それがトーマの思考も身体も縛りつけようとしていた。

(く!?集中しろ!俺は…俺は…)

そう思考してる瞬間にシェドが目前で拳でトーマを狙っていた。

トーマも反応し【反転】を相手にかけるが、やはり効かずトーマの顎へクリーンヒットした。


トーマはそのまま吹っ飛び、武闘台の端まで吹っ飛んでいった。そして意識が飛んだ。

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