表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱スキル【反転】で無双する異世界冒険譚  作者: いわたん
第三章 強くなるために
40/68

33.休息

ゲヘナの森の中層を進むトーマたちは、休息を取るため安全な場所を探していた。


「この辺りは大丈夫そうだよ!」


フィーナが周囲を確認しながら教えてくれたため、一同はその場で休憩を取ることにした。周囲のモンスターの気配がないことを確認しつつ、全員がそれぞれ体を休める準備を始める。準備を終え、一息ついている時に、アルターがアイテムバックから一枚の板を取り出し、トーマたちに提案を持ちかけた。


「みんな、ちょっと提案がある。今の全員の能力を改めて確認しておかないか?この板は魔晶板って言って、自分のステータスを簡単に確認できるんだ。」


トーマは興味深そうにその板を見つめながら尋ねる。


「ギルドの魔水晶と何が違うんだ?」


アルターは説明を続けた。


「ギルドの魔水晶は名前やランク、スキルなんかも含めた詳細な情報を表示する。でも、この魔晶板は単純なレベルとステータスしか表示されない。だから、余計な情報を省いて純粋な実力を確認するには便利なんだ。今後の戦略を立てる上でも役に立つ。」


そう言って、アルターがまず自分のステータスを確認するため、魔晶板に手をかざした。板には以下のステータスが浮かび上がった。


Lv: 120

ATK: SS

DEF: SS

INT: D

RES: B

AGI: A


リアナはアルターの能力の高さに驚いた。


「え?アルターのATKと DEF、 SSなの!?初めて SS見たわ…」


「まあ長年冒険者をやっていたからな…」


とアルターは謙遜する。


そのステータスに感嘆しながら、次にリアナが魔晶板を手にした。目を輝かせながらリアナが表示された数字を確認する。


Lv: 70

ATK: C

DEF: B

INT: D

RES: D

AGI: S


「レベルが10も上がってる!しかもAGIがSになってる!」


リアナが嬉しそうに飛び上がるのを見て、フィーナも笑顔を見せる。そして次にフィーナが魔晶板を受け取り、自分のステータスを確認した。


Lv: 40

ATK: E

DEF: E

INT: A

RES: B

AGI: D


「どうかな?」とフィーナがアルターに尋ねると、アルターは目を細めて言った。


「フィーナ、お前は天才だな。冒険者にもなっていないのにINTがAだなんて滅多にいない。Aがつくということは、その分野で天才的な能力を持っているということだ。」


フィーナは少し恥ずかしそうに笑い、次にトーマが魔晶板を手にした。以前確認した時点でステータスが全てSに達していたトーマは、自分の成長を確かめるように板を覗き込む。


Lv: 100

ATK: S

DEF: S

INT: S

RES: S

AGI: SS


「全てS以上…しかもAGIがSSか。」


トーマは予想通りの結果に少し納得しながらも、淡々とした様子で板を戻した。それを見たアルターが驚愕した声を漏らす。


「トーマ…お前のステータスは異常だ。普通、これほど均等な数値になることはあり得ない。Aが複数つくこと自体が稀なのに、Sがこんなに揃っているのは…S級冒険者でもおそらくいない。」


アルターはトーマのステータスをそう評し、如何に異質かを述べた。そのアルターの言葉にリアナは納得し、フィーナは「トーマはやっぱりすごい!」と嬉しそうにしていた。


そんな周りを他所に、トーマは少し考え込んだ後、アルターに問いかけた。


「俺は魔法を使うことが出来るのか?」


アルターは呆れた様子で答える。


「むしろ使えてなかったのがおかしいステータスだな。ただ、俺は魔法適性があるものの、実際に魔法を使えたことはない。スキルに転化されているのかもしれない。」


それを聞いたトーマはフィーナに話しかけた。


「お前はどうやって魔法を使っているんだ?」


フィーナは少し考えた後、手振りを交えて答えた。


「風を感じて、その風にイメージを送るの。それから呪文を唱える感じかな。」


トーマはそのフィーナの説明通りに試してみたが、魔法は発動しなかった。落胆するトーマに対してフィーナがアドバイスをする。


「風にトーマのイメージが届いてないのかも…?」


トーマはそれを聞いて首を傾げてしまう。


(イメージが届いていない?)


困っているトーマにアルターが言う。


「おそらく魔力を風に送れていないということじゃないか?まずは魔力を感じることが必要かもしれない。」


アルターの言葉にトーマは得心していた。


「ならまずは魔力を感じることから練習だな。」


トーマは魔力を感じ取ることを身につけられるよう、フィーナに聞きながら魔力のイメージを身につけるように練習するのであった。


ステータス表記はLvレベル、ATK(攻撃力)、 DEF(防御力)、INT(魔力)、RES(精神力)、AGI(素早さ)です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ