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遠足6

 とてもとても今更感があるのですが、ここで私の護衛に名乗り出てくれた6人を紹介しようと思います。


 まずは筋骨隆々でいかにも兵士!って感じの

 ホフレ・グリマウさん

 ステファノ・バファンディニョさん


「剣をおろせ!」

「サラ穣から離れろ!」


 って叫びながら自分たちも剣をフェニックス仮面に向けて構えてる。この2人が1番パニックっぽい。意表をつかれて即反射したから、思考がついて行ってないのかもしれない。


 次に

 ロアン・シャヴノンさん

 エリアス・セヴィニェさん


「みんな落ち着け!過剰防衛だ」

「双方ともに距離をとれ!まずは仮面の男の正体を確認だろう!」


 とやや冷静だ。なんとこの2人は、平民クラス3学年のワンツートップだったりする。殺気立ってしまったこの場をなんとか納めようとしてくれてる。とはいえロアンさんエリアスさんにつられて2人も抜刀してしまったし、落ち着きを取り戻そうと必死だ


 そしてよく分からない対応なのが、女性護衛を含む見目麗し系のノーディカ・パッシュさんとパウル・シェルツェさんだ。4人に対して剣をむけ、不死鳥仮面を守るように立ち塞がって


「無礼もの!剣を下げろ!!」

「あっ、アンタたち、アンタたちー!!!ばか!バカぁあ!!!」


 って応戦してる。あのクールなお姉さんに見えたパッシュさんは半泣きだ。

 私はといえば、オロオロするばかりで情けない限りだ。


「バカとはなんだ!こんな山の中にそのような奇抜な格好をするその人は一体何者なのだ!平民ではないのか?!」

「この方の装いから察せるでしょ!」

「いいから、サラ嬢に向けたナイフを手放せ!」

「お前こそ剣をしまえ!」


 喧々諤々だぁ!オロオロしすぎた私は、手に持っていたサンドイッチを、うっかり落としてしまった。

 その時、不死鳥仮面が口を開いた。


「フゥ…やれやれ、大事になってしまったね」


 と、ナイフをランチボックスに戻し、ゆっくりと立ち上がった。


「ゴメンね?サラちゃん。せっかくの遠足を騒がしくしちゃって。僕はただ、この美しい風景とキミを瞳に焼き付けたかっただけだったんだ」


 と、寂しそうに笑った(多分)

 そして、護衛の方をくるりと向くと


「キミたちは、この顔に見覚えがあるかな?」


 と、仮面をスッとずらした。

 その途端、6人全員がサッと顔色を青くし、剣をしまって慌ててその場に跪いた。

 6人が口々に謝罪をしたけど、不死鳥仮面は再び仮面を被り、右手でそれを制した。


「怪しい人物からサラちゃんを守ろうとしたその行動を褒めこそすれ、それ以上の問題はないよ。ボクの正体も知らなかった以上、無礼は不問だ」

「「「「「はっ!」」」」」


 6人はホッと肩を撫で下ろした。

 私の視界から見るとね。綺麗な花畑で、膝まつく6人と神々しい不死鳥。うん。なにかの宗教画なのかな?と。

 護衛の先輩方が、肘でつつきあってるけど、不死鳥仮面は気にせず私の方をみた。


「じゃあ、ボクはこれで」

「あ、はい」

「いつか、キミの手作り弁当を食べさせてね」


 それだけ言うと、またくるりと方向を変え、不死鳥仮面は滝の方へと歩いて行った。不死鳥の尻尾と特徴的な長い銀の髪がたなびいて、どこか寂しそうに見えた。

 ちょっとやって見たかったな。不死鳥の餌付け。





運動会イベントなんかで、好感度が一定以上あるキャラが顔見せしてくれるじゃないですか。そんな感じにしたかったのですが、ちょっと失敗しちゃいました。

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