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部活決め

 新しい週が始まった。


 入学してから半月がたち、クラスメイトの顔と名前がようやく一致してきた。


 交友関係を深めるためのダンスパーティーがアレだったのだ。39名の顔、名前、家柄が何となく掴めただけでも御の字で、交友も友好もあったものでは無いと思う。もっともジュリーの話では、ダンスパーティーを境に貴族クラスでも高位貴族下位貴族で上下関係がハッキリしてくるらしいから、アレはアレで良かったのかもしれない。


 ちなみに今週の土日はほぼ寮でまったりと過した。

 平民寮にいる私だけど、こっちの方が居心地が良い。とは声を大にしては言えないけど、気が楽なのだ。父1代限りの男爵である私だ。何かしらの努力をしなければ平民になるのだから、無理に貴族側にいる必要はない。だったら肩肘張らずに本音で遊べるこっちの方が楽しかったりする。やっぱりこの考え方ってダメなのかな?悪役令嬢としては。


 そうそう。平民寮の皆は、ダンスパーティーでの私の様子を褒めてくれた。ほかの貴族よりも堂々としてた、とか、1番綺麗だったわ、とか。……地味に嬉しい。

 なので、記念に花とレースで作った仮面を押し花にしてみた。完成するのが楽しみだ。どうせ押し花をやるのなら、とまた新たに学校からお花を摘んできたことは内緒の方向でお願いします。


 それから、王女様にお借りしたドレスと宝飾品をなんとかお返ししなければ、と思っているのだけど、王宮や王族に知り合いがいるわけもなく、アテもなく。日曜日に学校に侵入してみたけれど、いらっしゃるわけもなかった。この高級品たちを寮の私の部屋のタンスでお返しするその日まで管理しているのかと思うと気が重い……。寮、防犯対策それほど高くないし、どうしようもなくなったら王族クラスの王子様に頼ってみるか……。とは思った。でもさすがにそれは怖いので、最終手段としよう。



 そんなこんなで月曜日。今週からは、部活決めが始まる。

 部活への加入不加入その上いくつの活動に入ろうとも個人の自由らしいけど、部活決め期間は部活動紹介を何ヶ所か見て回る事が義務付けられているらしい。

 基本的に、部活に入るのは平民が多く、貴族は委員会に入ることが多いらしい。

 例えば、芸術系の部活に顔を出すことで、早いうちからパトロンとなる才能のある人と出会いを繋ぐ目的だとか。それは運動部でも同じで、卒業と同時に貴族の護衛に雇われたりなど、双方にとって友好な繋がりを作るチャンスらしい。

 もっとも、この学園に入学出来ている時点で相当レベルの高い生徒であることが約束されているのだ。スカウトする側も気楽なものである。

 なので、芸術やスポーツに趣味や興味がある貴族は、兼任で加入することもあるとか。

 私はそこまで活動的ではないから、委員会も部活も両方入るとか考えられないけど、そこから友達ができるのなら、なんて期待してしまったりもする。

 人と空気がよければ、両方入ってしまうのもいいのかもしれない。


 ちなみにではあるが、ジュリーは早々に新聞部へと入部していた。先輩方に混じってとっくに活動をしているのだから驚きだ。いや、驚かない。ジュリーのアクティブさ、コミュニケーション能力、そして彼女の夢を考えればそれはそうだ。将来を考えて真っ直ぐに行動する彼女は、本当に尊敬しかない。

 そんな彼女と対等な友達でいるためにも、自分で納得して活動していける部活動に入部したいと思ってる。前世の私は、ろくに部活をしてこなかったかもだけど、今世でのこの体と体力ならなんでも楽しくできそうな気がしてワクワクした。どんな部活があるのかなっ。

 早くも今日の部活動紹介を回るのが楽しみで仕方がない私であった。

 今日は運動部を中心に回ろうっと。



対等な友達関係でいるために、なんて書きましたが、やっぱり変ですかね?


地域的交友関係が強い義務教育期間とちがい、高校以上(社会人含む)になると、それが強い気がします。



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