間章-登場人物・用語集part1-
【登場人物】
【源 南花】…メインヒロインの1人。18歳、身長163cm、体重50kg、髪型は黒髪のセミロングで緩くウェーブしている、魔術を扱えない無神格。
バビロニア帝国随一の武器職人だった、源鉄之助の娘である。その父の遺言の通りに、帝国西圏側の第四騎士団に保護された後に…
使用人として働いていたが、アリサ・クロウとの出会いを機に、帝国首都の首都機関の技術開発局の職員となる。
父同様、武器職人になることを夢見て日々精進し…
南花自身が扱う、シリンダーが上部へとスイングアウトする38口径の特殊な回転式拳銃を作成している。
【アリサ・クロウ】…もう1人のメインヒロイン。18歳、身長160cm、体重48kg、髪型は白銀のロングヘアー、魔術を扱えない無神格。
東圏側の帝国軍に所属していた、今はなきフェルム・クロウ少佐の娘である。
東圏側B区にある第2士官学校に通い、座学と射撃技術の双方の面で秀でており首席の成績を誇っている。
母方の血筋が原因となり、校内では、特定のグループから虐められているが、大抵の虐めは気にしない程のメンタルの持ち主だったが…
その後、南花と共に技術開発局の職員となる。
・帝国西圏側の関連人物
【ダージリン・イレブンジス】…若くして西圏側の第四騎士団の団長を務める秀才、24歳の男性。
魔術を扱える者の証である四神格の持ち主であり、氷系統の魔術を得意とする一方、騎士としての剣術にも長けている。
アリサとは異父兄妹の関係にある。
【グレイ・ナイトキャップ】…第四騎士団にて、主にダージリン団長の秘書を務めるエルフ一族の女性。24歳、学生の頃からダージリンとは友人である。
四神格の持ち主であり、弓矢の扱いに長け、回復系の魔術や錬金術に関する造詣が深い。
・首都機関の関連人物
【マルドゥク】…四神格の上位互換である半神格を持つ大男、帝国西圏側の第一・第二騎士団を束ねる統括長。
見た目に反して家事スキルが高く、部下である騎士団の団員達に料理を振る舞い好評である。
【イシュタル】…半神格を持ち、エルフ一族の長でもある女性。帝国西圏側の第三・第四騎士団を束ねる統括長。
コーヒーよりも紅茶派。
【エンキ】…半神格を持つ科学者の女性。帝国東圏側B区の統括長であると共に首都機関の技術開発局の局長も務める。
紅茶よりもコーヒー派。
【ギルガメッシュ】…半神格を持つ、事実上、バビロニア帝国のトップである男性。
帝国東圏側A区の統括長であり、首都機関にて、主に行政を司る首都機関長も務める。
国民達の残業時間を減らそうとすればする程、ギルガメッシュ自身の残業時間が増える現実。
【アハト】…主に帝国の東圏側と首都機関の治安を維持する組織、帝国憲兵の一人であり、特殊な魔術を扱う、仮面で目元を隠すスーツ姿の若い女性。
数少ない休日は、貯まりに貯まった自室のゴミを片付ける作業に終われて、気づけば日が暮れている。
・帝国東圏側の関連人物
【春川サクラ】…東圏側B区内の地下にある、地下遊演地にて危険な曲芸を行う地下道化師として働く18歳の丸眼鏡と三つ編みが特徴的な少女、身長165cm、体重48kg、無神格。
東圏側の城壁近くにある、とある村の出身で幼少期の頃から、同じく地下道化師であるコマチとアオイと苦楽を共にしてきた。
【秋山コマチ】…地下道化師の一人、昼夜を問わず眠たそうな顔をしている食い気の多い、パーマが掛かった髪型が特徴のゆるい雰囲気を放つ18歳の少女。
嗅覚が鋭く地下道化師として働く上で有利に働く場面が多々ある、身長160cm、体重52kg、無神格。
【御夏アオイ】…地下道化師の一人、低身長で猫の目の様に感情がコロコロと変わる短髪の16歳の少女。
面倒見が良く、年下の地下道化師達から慕われている。身長155cm、体重47kg、無神格。
・用語集
【バビロニア】と【ティアマト】…まだ何も存在しなかった太古、創造主からメソポタミアの地の開拓を任された神達の2つの勢力。
【帝国西圏側】と【帝国東圏側】…中世の雰囲気が未だに強く残る街並みが並ぶ西圏側に対して、東圏側は産業革命によって工場や階数の高い建物が並んでいる。
【首都機関】…バビロニア帝国の中心部に建つ【バベルの塔】の内部にある、行政や司法等を行う機関。
【バベルの塔】…レンガ造りの3階層の塔。塔を支える支柱内部の一部が地下施設となっている。
【神格】…魔術を発動する上でのエンジンの様な器官、術者本人の生命力と精神力を燃料とする。
【四神格】と【半神格】…魔術を扱える人間の大半が有している四神格。対して、その上位互換でより強力な魔術を扱える半神格は、統括長の4人を含め少数の人間しか有していない。
【統括長】…バビロニア帝国を統べる最高権力者であり、半神格を有しているため魔術師としての実力も最高峰である