第1章第14話街道上の怪物
タイトルの時点でわかる方ならわかるであろうあれが登場します!
第1章第14話街道上の怪物
王立革命赤軍兵士12「Ki-8重攻撃ヘリコプターの力は目を見張るものがあるな。」
王立革命赤軍兵士15「ゲリラ側もこのヘリの登場は予想外だっただろうよ。」
突如として現れたKi-8重攻撃ヘリコプターはゲリラに対して猛威を振るった。2020年におこった戦争で実験投入されたこの攻撃ヘリはその後、世界最強の攻撃ヘリコプターとして君臨することとなった。
ゲリラパイロット5「なんなんだ!あの攻撃ヘリコプターはよ!」
ゲリラパイロット6「くそったれ!ヴァイパーで歯が立たないなんてわけがわからねぇ!」
ゲリラパイロット5「増援は来ないのか!?」
ゲリラパイロット7「今現状来る気配はないぞ!」
ゲリラパイロット8「くそったれがよ!何とか撃墜しなければ・・・。」
とは言ったもののゲリラ側にとってまさに不死鳥ともいえるこの攻撃ヘリコプターに攻撃を与えるのは困難に等しかった。ならば、もはや陸上から陣地を破壊してKi-8重攻撃ヘリコプターを引かせるしか手がない。そこでゲリラ側はある要求を伝えたのだった。
ズドォォォオオォォン!!!ズドォォォオオォォン!!!
王立革命赤軍砲兵1「我々の到着が遅れている間に歩兵たちが野砲を使って攻撃していたようだな。」
王立革命赤軍砲兵2「なにしろ、もともと砲兵科を希望していた兵士がいてそれで普通よりも精度良く使えていたとか。」
王立革命赤軍砲兵1「砲兵に今すぐ転職すればいいんじゃないか?」
王立革命赤軍砲兵2「どうやらもともと砲兵に所属していたのですがその後、砲兵をやめたそうです。」
王立革命赤軍砲兵1「なぜに?」
王立革命赤軍砲兵2「砲兵が自分に合わなかったかららしいですよ?全くそうは思えませんけど。」
王立革命赤軍砲兵1「同感だ。」
ズドォォォオオォォン!!!・・・ズガァァァアアァァアアン!!!
そんな雑談をしながらも砲兵たちはゲリラ軍の戦車を破壊していった。奴が現れるまでは・・・。
王立革命赤軍砲兵5「敵戦車も多いなぁ。今現状確認されているのは確か、T-34とT-72とIS-7とM40A3だったよな?」
王立革命赤軍砲兵4「それで間違ってないぞ。」
王立革命赤軍砲兵6「まぁ、なんでそこらの兵器を使っているかは謎だがな。」
王立革命赤軍砲兵5「ほんと。どっかに入手経路があるんだr」
ズドォォォオオオオオォォォオオオォォォォォォオオォォォォオォォォンンンンン!!!
突如耳をつんざくような轟音が鳴り響く。そして横を見ると・・・
王立革命赤軍砲兵5「うそ・・・だろ?」
横にいたはずのKTC-34主力戦車の砲塔が消えていた。車体も黒くなっておりもはや使い物にならないのは明らかだ。一瞬で戦車一両を葬ったのだ。ただものではない。砲兵の脳内にその言葉が浮かび上がる。そして"それ"は姿を現した。
王立革命赤軍砲兵7「お、おい・・・あれって・・・」
王立革命赤軍砲兵6「嘘だよな!?嘘だといってくれ!」
一同絶句。ただ一つの言葉を上げるとしたら絶望だろう。兵士の目に映った"それ"は間違いなくかつて街道上の怪物と恐れられ戦車としては世界で一番大口径のほうを搭載したとされたまぎれもなく・・・KV-2(クリメント・ヴォロシーロフ・ドーヴァー)であった。
王立革命赤軍砲兵3「街道上の怪物がなぜこんなところに!?」
王立革命赤軍砲兵7「ゲリラ共めが!とにかく戦車と火砲とヘリとすべてを使って迎撃しろぉ!」
王立革命赤軍パイロット1「了解!KV-2へ急行する!」
ズドォォォオオォォン!!!・・・ズドォォォオオォォン!!!・・・ズドォォォオオォォン!!!
王立革命赤軍砲兵2「さすがに硬いな!」
王立革命赤軍砲兵1「弱音を吐いてる場合か!とにかく破壊しろ!」
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
王立革命赤軍戦車兵1「KTC-34がすでに一両やられている。総員警戒せよ!」
王立革命赤軍戦車兵3「車長!敵戦車です!」
王立革命赤軍戦車兵1「車種は!?」
王立革命赤軍戦車兵3「あれはM40A3と思われます!どうやら怪物ではないようです!」
王立革命赤軍戦車兵1「怪物ではないのは悲しまれるが一部では命拾いをしたのだな。照準合わせぇ!」
王立革命赤軍戦車兵2「完了致しました!」
王立革命赤軍戦車兵1「よぉーし!最初は全車両で一斉射撃する!終わった後は各個撃破せよ!ってぇーーー!!!」
ズドォォォォオオオォォォオオォォォオオォォォンンン!!!・・・ズガァァァァアアァァン!!!
王立革命赤軍戦車兵4「一両撃破を確認!」
王立革命赤軍戦車兵1「そのまま周りの戦車を破壊しろ!」
ズドォォォオオォォン!!!・・・ドガァァァァアアアァァァァァァンンン!!!
ズドォォォオオォォン!!!・・・ドガァァァァアアアァァァァァァンンン!!!
王立革命赤軍戦車兵3「立て続けに2両の破壊を確認しました!」
王立革命赤軍戦車兵1「よぉーし!次を狙うz」
ズズッザァーーー
突如社内無線が入った。社長は驚きながらもその無線を手に取る。
王立革命赤軍戦車兵1「こちら第28赤星主力機甲師団所属第78戦車大隊隊長車だ。どうぞ?」
ピピッ!
短い電子音とともに無線に声が入る。
王立革命赤軍パイロット1「こちら第13ヘリコプター小隊だ。貴殿の近くにKV-2を発見した。ミサイルによる飽和攻撃を行うため一時撤退していただきたい。」
王立革命赤軍戦車兵1「なんだと!?もう近くに来ているのか?戦車大隊で対処できないだろうか?」
王立革命赤軍パイロット1「おそらく厳しいと思われる。先ほどのKTC-34の運命を見ただろう?」
王立革命赤軍戦車兵1「そうだな。了解した、全車両に一時撤退の命令を出す。」
王立革命赤軍パイロット1「ありがたい。どうなるかはわからないがいったん任せてくれ!」
王立革命赤軍戦車兵1「あぁ。期待しているぞ!」
バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ!!!!!
Ki-8重攻撃ヘリコプター5機が一斉に戦車大隊の上空を通過していく。その姿はまさに圧巻であり5つの居鳥が飛んでいくかのように見えた。
王立革命赤軍パイロット1「いたぞ!怪物だ!」
王立革命赤軍パイロット4「落とせますかねぇ。」
王立革命赤軍パイロット2「バカ!落とすしかないんだよ!」
王立革命赤軍パイロット3「行くぞ!FOX-2!」
ドシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーー・・・ズガァァァアアァァンン!!!
王立革命赤軍パイロット1「ナイス!一両やったぞ!」
王立革命赤軍パイロット5「4番機!気をつけろ!主砲がそっちへ向いてるぞ!」
王立革命赤軍パイロット7「なっ!?」
ゲリラ戦車兵1「落ちろ。」
ズドォォォオオォォン!!!
王立革命赤軍パイロット7「くそ!よけろぉぉ!!!」
ズガァァァアアァァアアァァァンンン!!!
4番機はぎりぎりのところではあったが回避しきれなかった。主翼に砲弾が直撃しバランスを崩していく。そして数秒か経った後、回りながら地上に墜落した。
ドガアアァァァァァァァァアアァァァァァァンンン!!!!!
轟音が鳴り響く。地上で機首が分離し、転がっていくのが見えた。しかし・・・。
ズドォォォォオオオオオオオォォォオオォォォオオォォォンンン!!!!!
4番機を落としたはずのKV-2が突如として爆発する。
王立革命赤軍パイロット1「4番機・・・最後までやり遂げたのか・・・。戦争が終わったらお前の所に墓参りに行ってやるからな・・・。」
4番機は最後の最後まで戦い続けた。主翼が爆発した後、一瞬安定したタイミングにKV-2に対してミサイルを発射したのだ。そのミサイルは4番機の最後の灯火と言わんばかりに1直線にKV-2へ向かっていき4番機が墜落したタイミングで爆発した。4番機のパイロットであった2人は無論、脱出できずに死亡した。脱出を選ばず死とともに一両の戦車を葬った彼らは死後に英雄としてたたえられた。その後、絶え間ないゲリラからの砲撃に安城防衛線は瓦解。撤退を余儀なくされた。鎌平陸軍基地では8割の核兵器の運搬は終了したものの5発の核ミサイルと10発の核爆弾がゲリラの手にわたってしまったのだった。
ご覧いただきありがとうございました!皆様よろしければご感想といいねをよろしくお願いします!また感想はログインしていなくてもかけるようにしてあるのでよろしければ書いていってください!




