第1章第10話強襲上陸
第1章イメーワ=ゲリラ戦争の第10話になります。マクロリアスト陥落後セブスタンの軍港を開放したゲリラたちはそのままインド洋への橋頭保を確保した。そしてシーフィリア半島に対して強襲上陸を仕掛けようとしていた・・・。
第1章第10話強襲上陸
セブスタン社会主義共和国連邦の東側を完全に制圧した大ゲリラ人民共和国はセブスタン解放軍の軍港を利用し造船を行っていた。またゲリラがもともと持つ海軍とセブスタン解放軍が持つ海軍を利用して着々と海軍力を挙げていた。江東共和国内で決起したゲリラは海軍を持たなかったがイースアルディア社会主義共和国連邦と呼ばれる場所にいたゲリラは一部の軍港を占領していたため海軍はすでに作られており陸海空軍をすべて強化していた。そんなあるとき・・・
ゲリラ海兵1「いよいよ今日が作戦決行日だな。」
ゲリラ海兵2「あぁ。ついに上陸となる。今回の作戦は世界の国々が我々に手出ししないように"抑止力"を手に入れるための重要な作戦だ。さぁ行け!われらの秩序のために!」
ボオオォォォォォン・・・ボオオォォォォォン・・・ボオオォォォォォン・・・
王立革命赤軍空軍兵士1「今日は艦隊の演習でもあったか?」
王立革命赤軍空軍兵士2「いや、そんなものないはずだが。」
王立革命赤軍空軍兵士1「じゃあこれは何のおt」
ジリリリリリリリリ・・・ガチャッ!
王立革命赤軍空軍兵士3「はい。・・・ホットスクランブル!!!」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタ!!!
突如なった電話の内容はこうだった。日盗海に突如ゲリラの艦隊が出現しそこからゲリラ航空隊と思わしき飛翔体が15機こちらに向かっているということだった。
ウーーーーーウーーーーーウーーーーー
けたたましいサイレンとともに基地内に緊急アナウンスが鳴り響く。
基地内放送「緊急!緊急!ゲリラ艦隊と思わしき艦隊が日盗海にEEZに侵入!また航空隊も接近している!空軍は直ちに出撃せよ!」
ゴォォォオオオォォォオオォォォオオオオオオオォォォォォォォォオオォ!!!
エンジンが起動し戦闘機は飛び立っていく。最後の機体が飛び立っていくと編隊飛行を行い30機の戦闘機は飛び立っていった。
日盗海上空
ゲリラ航空兵1「イースアルディア社会主義共和国連邦から奪った空母は使えるな。」
ゲリラ航空兵2「ああ。大日本帝国の技術供与のおかげでカタパルトをつけてたらしい。」
ゲリラ航空兵3「そのおかげでこいつが使えるんだから様々だぜ。」
ゲリラ航空兵5「レーダーに反応だ!」
ゲリラ航空兵4「よし!いっちょ暴れるか!」
キィィィィイイイイィィィィイイィィィィィィイイイイィィィィイイイイイィィィンンン!!!!!
サイトル空軍少佐「ったく。せっかく楽しく話していたのにこの恨みはでかいぞ!」
ファルコム2等空佐「随分とお怒りですね。」
サイトル空軍少佐「もちろん。マイナゴウ上等空佐とせっかく団らんしていたのに。徹底的にこの怒りをぶつけてやる!」
ゴォォォオオオォォォオオォォォオオオオオオオォォォォォォォォオオォ!!!!!
そしてついに互いの航空機が接敵した。
ハシマフ上等空尉「レーダーにはF/A-18と反応が出ています!」
サイトル空軍少佐「イーグルの次はホーネットか!構わない!やってやろうじゃないか!」
キィィィィイイイイィィィィイイィィィィィィイイイィィイイィィィィィイインンン!!!!!
互いの機体は散開し戦闘行動に入った。総勢30機が参加したこの航空戦は後に日盗海航空戦と呼ばれ王国連邦の社会科の授業などにもたびたび登場することとなる。
ハシマフ上等空尉「捉えたぞ!貴様はもう終わりだ!FOX-3!」
ドシュゥゥゥゥゥーーー・・・ドォォォォオオオォォォオオォォンンン!!!!!
ハシマフ上等空尉「一匹頂き!」
サイトル空軍少佐「よくやった!私の負けてはいられんな。・・・いやがった!20㎜バルカン砲を喰らいやがれ!」
ズドドドドドドドドドッドドドドドドドドドドドドッドドドドドドドド!!!!!ズガァァァアアァァン!!!!!
サイトル空軍少佐「よっしゃ!主翼を破壊して燃料を噴出したな!これならもう飛行できないしやがて海に落ちるだろ。命を残してやったこと感謝しろよ!」
ゲリラ航空兵1「貴様らよくもやりやがったな!喰らえ!」
ドシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーー・・・
サイトル4「くそ!貼り付かれた!フレアで回避を試みる!」
パシュパシュパシュッ!!!
サイトル4「だめだ!タイミングが早すぎた!もう間に合わない脱出する!」
ファルコム2等空佐「了解した!無事を祈る!」
シュババッ!・・・ズドォォォーーーンンン!!!!!
サイトル空軍少佐「危なかったな。一歩遅かったら死んでたぞ。」
サイトル9「こちらサイトル9!敵機関砲をもろに喰らっている!このままではもたない!」
ファルコム2等空佐「救援に行く。」
キィィイイィィンンン!!!ズドドドドドドドドドドドドド・・・ドガゴォォォァアアァァァァンンン!!!
サイトル9「ありがとうございます!」
ファルコム2等空佐「いいってことよ。とにかく敵機を潰すしかないぞ!」
サイトル7「イレブン!後ろだ!」
サイトル11「なっ!?」
ドガァァァァアアアァァァァァァンンン!!!
サイトル11「そ、操縦不能!操縦不能!脱出もできない!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!家族にぃかぞくにぃ!!!」
ザッパァァァァァアァァァァアァアァァァァンンン!!!!!
サイトル空軍少佐「・・・あれは死んだな。任せとけ、家族にはしっかり伝えてやるからな。敵はとる!」
ゴォォォオオオォォォオオォォォオオオオオオオォォォォォォォォオオォ!!!!!
ゲリラ航空兵4「こっちから来るぞ!」
ゲリラ航空兵7「まずい!機銃を撃たれた!燃料を吹いてる!」
ゲリラ航空兵3「こちら3!わが機体はこれ以降戦闘の継続が不可能だ!一時母艦へ撤退する!」
この航空戦においてゲリラ側は撃墜7機であり、残った8機は母艦へ撤退した。対する王立革命赤軍も圧勝ではなかったがこの戦闘に撃墜5機で勝利。日盗海航空戦は王立革命赤軍の勝利で終わった。
日盗海シーフィリア半島(朝鮮半島)沖・・・。
ゲリラ副艦長「艦長。航空戦の結果をお伝えしに来ました。」
ゲリラ海軍艦長「結果は?」
ゲリラ副艦長「わが方はホーネット7機を損失。8機はダメージを負いながらも無事生還しました。しかし王国連邦の損失は5機しかおらず生還したかはわかりませんが結果的には敗北でしょう。」
ゲリラ海軍艦長「制空権の奪取には失敗したか。しかし時間がない!無理やりでも上陸させろ!」
ゲリラ副艦長「了解しました!」
王国連邦日州・キッド社会主義共和王国
王立革命赤軍兵士1「ゲリラが上陸してきたぞ!」
王立革命赤軍兵士2「なんだと!?本部に回せ!」
王立革命赤軍兵士3「戦車もいる!機甲師団だ!」
王立革命赤軍兵士1「迎撃いそげぇ!」
王立革命赤軍兵士2「制空権も取れてないのに無理やり来るのかよ!」
王立革命赤軍兵士4「敵軍だぁ!戦車の車種は・・・おい・・・うそだろ・・・?」
王立革命赤軍兵士5「遅いんだよ!貸せ!・・・こちらヒガメル海岸守備軍!ゲリラが強襲上陸してきた!確認できる兵器としては信じがたいがティーガーIIとKV-2、そしてM1A2エイブラムスだ!」
本部は困惑していた。思いもよらない戦車の登場だ。街道上の怪物が現れたのだ・・・。152㎜砲を搭載した超重戦車が・・・。
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