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怒っていますね

「決まっていた?あの男の人に?」

「まあ。そう怒るな?王宮にも色々合ってな……」


ニッセは目を細め小さな窓から外を眺めた。


「あの男を紹介してきたのは、訳ありの有力者でな。どうしても雇わないとならない状況だったんじゃ。大人の事情って奴さ」


……紹介状で決まっていたなんて。


魔女に悪口を書かれたレイア。これは選ばれるはずがなかった。手に持っていたクッキーは粉々。これを嬉しそうにブーセンがもらって食べていた。


「ひどいです。じゃ、試験はどうでも良かったんじゃないですか」

「まあまあ?それにしてもお前さんは大した腕前じゃ。そこでな」


笑顔で誤魔化したニッセ。彼は急に腰に手を当て痛そうに顔を歪めた。


「この仕事、わしも年々キツくなってな。そろそろ引退したいんじゃ。だからお前に庭師の仕事を手伝って欲しいのだ」

「でも。私は、弟のためにお金が必要なんです」


レイアはマイルの士官学校の話をした。ニッセは眉を上げ驚いた。


「それはすごいのう。貴族が裏金を出してもなかなか入学できぬ学校じゃ。それはなんとしても通わせたいものだ」

「はい。だからお弟子さんの話も嬉しいですが。今は、それよりも仕事を見つけないと」


レイアは頭の中は、すでにこの後の計算していた。


……森奥の祈草を直接このお城に持ってくれば、高く売れるかもしれない。


それを早くしたいレイア。座っていたがテーブルの下の足は出口へと向いていた。


「話はそれで終わりですか?」

「出すぞ?給料なら」

「え。今、なんと」


ニッセはそう言って甘い紅茶を飲んだ。


「というよりも。お前さんがこの庭に薬草を植えれば。王は薬草を買わずに済むのでな。わしが説得してみせるぞ」

「でも。王宮庭師はさっきの男性に決まりましたよね」


しかしニッセはにっこり笑った。


「それは気にすることはない。ではレイア。給料は同じに出す。前金でも良いぞ。わしの弟子としての王宮庭師。それで良いかな」

「は、はい」


……先にお金をもらえるなんて。これはラッキーだわ。


試験の最終審査まで残った喜び。そして落選のショック。そしてこの命拾い。レイアはホッとした。


「お話終わったの?レイア。僕と遊ぼうよ」

「ええ。いいわよ」


いつの間にかブーセンが膝に乗ってきた。顔は悪魔的だが性格は可愛い妖精。レイアは笑顔で遊んであげた。

こうしてレイアは裏口入学みたいな感じで王宮庭師になった。






◇◇◇


数日後。森の奥にてマイルを学校の寮に涙涙で見送ったレイア。支度をし王宮にやってきた。早速ニッセに挨拶をした。


「よろしくお願いします!これ、私が育てた祈草です。お納めくださいませ」

「おお?これが?野生種。なんという香り。ほお」


前金でお金をもらっていたレイア。魔女に売るくらいならニッセに渡した方が得だと気がついた。受け取り喜ぶニッセ。レイアは尋ねた。


「ところで?あの、試験に合格した庭師の人は?」


見たところいない様子。ニッセは澄まして答えた。


「ああ、化け物が出たとかで、二日で辞めたわい」

「化け物ですか」

「よく知らんがね。ああそうだ。あの日以来、ブーセンがお前さんを待っておったぞ」


……まさか。ブーセンの仕業だったりして。


しかし思っても仕方のないこと。レイアは切り替えた。


「でも二日って。判断力がありますね」


これにニッセはふっと笑った。


「わしはお前さんと仕事をするのが楽しみになって来た。ああ、紹介するぞ」


ニッセは部屋にいた女性を手招きをした。


「レイアの世話係。リラだ。お前の先輩だよ」

「よろしくお願いします」

「……どうも」


明らかにレイアを気に入らない様子の娘リラ。年齢は三十歳近く。一般的に嫁に行っている年齢である。だがレイアはそれに触れず彼女から説明を受けた。


まず王宮庭師になったレイア。リラの指示で決められた庭師の服を着た。気のせいか古くて汚れていた。



「他の服はダメよ。私達は庭師なんだから」

「はい」


そんなリラは妙に新しい服。しかも髪飾りを着け、化粧をしているようだった。



……もしかして。この服ってリラさんが着ていた服で、そっちの新品が私の服だったりして。



じっと見つめたレイア。リラが眼力を飛ばしてきた。


「何よ。何か文句あるの」

「ありません」



……この方がいいか。汚したり破けても気にならないし。


新品の服を大切に着るよりも、お古の方が気が楽なレイア。この服を気に入った。



「ところであんた、ズルして庭師になったそうだけど」


小柄なリラは背の高いレイラをきっと睨んだ。レイアにはこれはあんまり怖くなかった。


「いいえ。していません」

「あなた……この仕事舐めてるでしょう」


……やばい、もうバレた?


余裕で楽勝と思っていたレイア。これを見抜いたリラ。レイアは必死に取り繕った。


「いいえ。あの、真剣です。私はいつでも全力投球」

「みんなそう言うのよね」


遮るように話すリラ。暗い廊下を歩いていた。


「でもみんなそう言って、さっさと辞めていくのよ。だから悪いけど、あなたなんかと仲良くする気ないから」


……え?いいの。


年上の先輩に早くも嫌われたレイア。この宣言により彼女の相手をしなくて済むことになった。レイアは嬉しくて思わず飛び跳ねそうになってしまった。レイアの喜びを知らずにリラは知らずに話を続けた。


「仕事もね。まあ、薬草を植えるだけだし。あんた一人でできるでしょう」

「わかりました。なるべく先輩のお手間を取らせません」


……任せてもらえるんだ。いいのかな。こんなにラッキーで。


面倒な先輩との付き合いは無しという好条件。レイアは嬉しくてウキウキの気分で案内してもらった。





「あんたの部屋はこのボロ部屋よ」

「うわ?いいんですか」


小部屋にはベッドがあった。今までの森の家では藁のベッド。それも気持ちがいいがこの一般的なベッドにレイアは感動してしまった。


「やった!あのリラ先輩。この壁の絵は何の絵ですか?」


壁に描かれた景色をレイアは指した。


「それは雨漏りの跡よ」

「そうなんですか?てっきり山脈かと思いました。じゃ、ここは空気窓ですか?」

「壁の割れ目でしょう?あんた何を言っているの」


リラは呆れた様子でレイアを見ていた。しかしレイアは嬉しそうに話を続けた。


「リラさん。私、この部屋、本当に一人で使っていいんですか?」

「こんなに狭いんだもの当たり前でしょ!?いいこと!仕事は明日から。食事の時間には鐘が鳴るから」


この後、リラは夕食までの時間、城を案内してくれた。彼女の面倒くさそうな様子。きっと何度もこうやって新人を案内した過去も持つ彼女。レイアは申し訳ない気がしてきた。


……一回で覚えよう。リラさんを楽にして差し上げたいから。


教えても教えても辞めてしまう新人。先輩リラの悲しみを思ったレイアは必死に覚えていった。





この夜。寝る前に窓から庭を見た。月光の下、誰かが王宮の薔薇の園にいるのが見えた。


……誰だろう。他の庭師かな。


彼は静かに庭を巡っていた。静かな夜、夏の風。虫の声。レイアは明日からの仕事を思い、早くベッドに入った。



◇◇◇


「さあ!やるぞ」


仕事始めの朝。朝ご飯を終えたレイアは仕事場所である荒れた庭にやってきた。

昨日のリラに教えてもらった庭の外れ。他の庭師もいない場所にレイアはやってきた。


裏口入学のレイアはニッセの弟子のはずだった。しかし新人が辞めてしまったためレイアが薬草庭の担当になっていた。

いい加減な選考に腹が立つレイアだったが、ニッセがくれたチャンスに心を抑えた。


「うわ?これはひどい」


雑草もさることながら、使われなくなった農具やゴミなどが捨てられていた。草取りの前に、これの片付けが先である。


「おーい」

「まあ、ブーセン。ご機嫌いかが?」


天邪鬼妖精のブーセン。人形に乗り移りレイアの肩に乗った。


「ここで、何をしているの?」

「この庭に薬草を植えるのよ」

「こんな荒れた土地に?それより僕と遊ぼうよ」


ブーセンは庭ではしゃいでいた。レイアは足元で遊んでいる小人妖精を気にせず仕事を始めた。


まず。ここにあるゴミを撤去しないとならない。しかし、なぜこんなにゴミがあるのか不明だった。

それでもレイアはゴミをどんどん一箇所に集めだした。汗を流し必死に手で拾っていた。


「ねえ。レイア、それどうするの」

「後で馬で運ぶつもりよ」


遊んで欲しいブーセン。汗だくのレイアを向いた。


「僕が運んであげるよ。どこに運ぶ?」

「そうね」


レイアはちょっと考えた。


……馬で運ぶのも。魔法で運ぶのも。片付けることには違いないよね。


小人妖精を向いた。


「ブーセン。このお城の中で、『汚れたものや燃やしていいもの』が置いてあるところ。そこに一緒に置けばいいはずよ」

「わかった」


ブーセンがパンと手を叩くと一瞬でゴミが消えてしまった。


「まあ?」

「へへへ。これで僕と遊んでくれるね」

「ありがとう。お前は賢くて良い子ね」


優しい小人ブーセン。レイアは頭を撫でてやった。

この後、ようやくゴミが消えた庭でレイアは草取りをしながらブーセンの相手をした。



そうして午後には休憩をしていた。その横目には素晴らしい花の庭が広がっていた。


……綺麗だな。お母さんもこの庭にいたのよね。


レイアの出身の森奥は腕の良い庭師で有名な薬草村。当時の母は修行のためにこの王宮の庭に来ていたと祖母から聞いていた。


……そこで出会ったお父さんは、その後、亡くなったと聞いているけど。


母との身分違いの恋。若かった王族の父はその後、他国にお婿に行き、子供ができる前に落馬で亡くなったと聞いていた。

レイアは立ち上がり空を望んだ。


……この庭を。二人でデートしたのかな。


自分の生まれを悲しく思ったことがあったけれど、今ではそんなことはない。それよりも若い頃の母と父が出会ったこのロマンスの庭。ここにいるだけで嬉しい気分だった。


仕事の手を休めて薔薇の庭で一息ついたレイア。手入れの届いた薔薇にうっとりしていた。そして午後も必死に草取りを進めた。


「あ?リラさん。もう終わりの時間ですか」

「あんた。その量、一人でやったの?」


レイアの一日の仕事を見に来たリラ。彼女は化け物を見るような目でレイアを見ていた。妖精の協力を知らないリラ。平気な顔のレイアに引いていた。レイアはそんなリラに満面の笑みを見せた。


「はい。まず、できることからやろうと思って」

「……最初は誰でもそうなのよ。まあ。せいぜいやんなさいよ」


リラはそう冷たく話すとレイアに終わって良いと告げた。




レイアこの日の活動日誌をつけた。そして夕食に向かった。

王宮の食堂。新参者の彼女は残り物である。それでも食事が出るのは嬉しい。レイアは食堂の隅の席に座り出されたスープを美味しくいただいた。


……ん!人が作ってくれたものは美味しいわ。


日頃自炊しているレイア。その味に感激していた。

そして浴室にてぬるいお湯で体を洗った。普段は水を浴びている彼女には至福の時だった。やがて自室に入ったレイア。濡れた髪を拭いていた。


「さて。寝る前に」


明日の天気を調べようと窓の外を見た。


「やあ?レイア」

「ブーセン。私はもう寝るのよ」

「つまんない」


その時、夜の庭。そこにはまた庭番の男らしき人物がいた。庭を一人で歩いていた。


「ねえ、ブーセン。あの人は誰なの」

「彼はアンノーンだよ」

「アンノーン」


意味不明という意味。ブーセンは窓辺に座った。


「アンノーンはいないんだ。誰も彼を知らないんだ」

「どういう意味なの?」

「……遊んでくれないなら、もう行くね」


ふて腐れていってしまった妖精。その向こうの景色。脚長にさっさと歩く男。夜道を気にせず歩いていた。この夜、レイアは疲れて枕に頭が着く前に寝てしまった。





そして翌朝。レイアは昨日の庭に向かった。


「あ?何これ」


昨日邪魔なものを片付けたはずの箇所。そこには新たなものが置いてあった。レイアはニッセ庭長の下に走った。


「あの、私が掃除したところに。またゴミが」

「……なんだい、またか」


管理室で書類の整理をしていたニッセは老眼鏡をすっと直した。


「あそこはな。何度掃除をしてもああなるんだよ」


……知ってたの?


目の前のニッセに少々イラとしながらもレイアは優しく尋ねた。


「それはどういうことなんですか」

「不思議なんだがな。誰が掃除しても次の日にはああなっているんだよ」


……言ってよ。最初に。


張り切って掃除したレイア。話を聞いていたリラはクスと笑った。


「ごめんなさいね?あなた。ずいぶん張り切っていたから」


……そうか、リラさんも知っていたんだ。知っていて私の仕事を黙って見ていたんだ。


なんという根性の悪さ。しかし、嬉しそうにしているリラを見てレイアはしみじみ思った。


……リラさんは今まで何人も新人教育をしてきたんだもんね。


そのため同じ説明するのが苦痛だったのかもしれない、とレイアはリラを憐みの目で見た。


「すいません。私、気が利かなくて」

「な、何よ」

「リラ先輩。今まで本当にお疲れ様でした」

「そんな目で見ないでよ」


レイアはリラに気にしないでと手を振った。


……しかし。誰なのだろうか意地悪するのは……


手間のかかる意地悪。このリラがわざわざ夜中に起きて庭にゴミを運ぶとは思えない。ここで昨夜のことを思い出したレイアは、ニッセとリラに夜の庭男の話を尋ねた。


「庭を大股で歩いていて、こう、茶色の服を着た男です」

「知らないな。それは本当か」

「あなた。寝ぼけたんじゃないの」


……嘘は言ってないみたい。


本当に知らない様子の二人。レイアは思ったことを尋ねた。


「お二人は今まで。犯人が誰か、考えたことはないのですか」

「わしか?わしはな。庭の神様のお怒りかと」

「わ、私も」

「……そうですか」


今まで考えてこなかった二人。頼りにならないと思ったレイアは自力で男の正体を探ることにした。ブーセンも遊び歩いているようで頼りにならない。


……やっぱり夜のあいつが犯人だと思う。あるいは犯人を知っているはずだもの。


この夕刻、レイアは仮眠をした。そして夜、一人庭にて犯人を待っていた。




◇◇◇


余が明けた。レイアは木の下にてスズメの声で目が覚めた。昨夜は誰も現れなかった。


「く!まぶしい」


朝の爽やかな日差しは眩しかった。悔しいけれどお腹が空いたレイアは朝食を取った。そしてまた薬草庭にやってきた。


……昨夜は荒らされてない。


自分でやった見張りのおかげ。ということは、やはりあいつが犯人とレイアは決めた。

しかしこのままだと掃除しても奴にやられるだけ。レイアは奴を仕留めるための罠を仕掛けることにした。


「落っとし穴!落っとし穴!」


実家ではこうしてクマを捕まえることもあったレイア。ウキウキ気分で穴を掘っていった。ここにブーセンも手伝いに来た。人が落ちるほどの穴を掘るのは大変である。しかしレイアはそれ以上の期待に胸を膨らませて穴を掘っていた。


こうして掘った穴は男なら出られる深さ。しかし今日はここまでよしとした。


「いいの?僕の魔法で地底まで掘ろうか」

「そこまでしなくていいの。さて。ここでこれを」


レイアは穴の下に白い粉を撒いた。


「何それ。毒?」

「可愛い顔でそんなこと言っちゃダメよ。これはね。足跡が欲しいからよ」


これを踏めば足跡を残す作戦。スコップを持つ手にはマメができたが、レイアにはそれ以上の喜びが彼女にはあった。


「よし!これでオッケ!」

「アンノーンの落とし穴。アンノーンはそれを知らない、アンノーンの白い穴」


ブーセンの歌。全身汗だくのレイア。この日は罠を楽しみにして彼女は夜は部屋にいた。今夜は罠に任せるつもりだった。


……マイル。姉さんは頑張っているよ。


夜の月。今頃は弟も頑張っている事だろう。レイアは弟を思いベッドですやすやと眠った。







その翌朝。宮殿では大騒ぎになっていた。


「大変よ」

「リラさん。何をしたんですか」

「あなた失礼ね」


女先輩は慌てた様子でレイアに話した。


「王宮の会計係の部屋に、ゴミがたくさんで」

「溜め込んだんですか」

「ちょっと。あんたこっちに来なさいよ」


手を引かれてやってきた部屋。ドアを開けると天井までゴミがびっしりだった。


「うわ?これはひどい」

「あんた、見なさいよ、このゴミ」

「あれ」


木のねっこ、壊れた農具、腐った植物。見覚えのあるものだった。


「これ。あんたでしょ」

「違います」


レイアの声がうわずったが、リラは気がつかなかった。


……ブーセンに頼んだゴミだわ。


確か。燃やしていいものがあるところ、って言ったはず。なぜ会計係の部屋にあるのかがレイアには検討が付かなかった。

やがてここに近衛兵達が集まってきた。


「お前達。退け」

「早く。ゴミを出せ!」

「気をつけろ」


……まあ、いいか。兵隊さん達が片付けてくれるなら。


レイアはこっそり退散した。そして落とし穴に向かった。


「やった。落ちたみたいだわ」


落ち葉で隠した穴。そこは乱れて空き誰かが落ちた形跡があった。




四話「裏庭には王子がいる」へ

頑張って続きを書いています。

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