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詩集・灯狐  作者: 漆黒月 劉狐
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津田沼 鉄雄

題名:竜の(なが)む空

竜の(なが)む空は


遥か高いあの澄み切った蒼穹(そうきゅう)

一匹の竜が飛ぶ

気高く飛びし竜はどんな視野で

あの青空を見ているのだろう

「竜よ、お前の(なが)む空は

どのように見えているのだ?」

果ての無い美しき青空を見ているのか

私を背中に乗せて見せておくれ

竜の(なが)む空を


燃える如くあの金色の黄昏に

一匹の竜が空を舞う

凛々しい影の竜はどんな心で

あの夕日を見ているのだろう

「竜よ、お前の(なが)む空は

どのように見えているのだ?」

終わりゆく今日の日を見届けているだろうか

私を背中に乗せて見せておくれ

竜の(なが)む空を


どのように見えているのだ

竜の(なが)む空は…


私を背中に乗せて見せておくれ

竜の(なが)む空を…


砂のように輝き廻る星空に

一匹の竜が空を翔ける

穢れなきあの竜はどんな思いで

あの星屑を見ているのだろう

「竜よ、お前の(なが)む空は

どのように見えているのだ?」

(しら)む地の向こうから来る朝を迎えるのか

私を背中に乗せて見せておくれ

竜の(なが)む空を


私は一匹の竜を見た────

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