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詩集・灯狐  作者: 漆黒月 劉狐
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漆黒月 劉狐

題名:夢想の夜空

私は夜空を眺めてる

何処の夜空か分からない

だけどとても懐かしい

あの日に あの時に あの場所に

天を仰ぎ草原に沈む


私は夜空を眺めてる

紺碧の濃淡広がる思い出の空

今でも尊き懐かしさ

何時の日か 何時の日の あの場所で

天を仰ぎ草原に寝る


私は夜空を眺めてる

いつも変わらぬ思い空

だから消えることもない

だからいつか消えていく

何時の日の あの時の あの場所で

天を仰ぎ眼を閉じる


私は夜空を眺めてた

何時かも忘れた遠き空

今は朧気なその夜空

朧の景色が愛おしい

此処で 彼処で あの場所で

天を仰いで夢想する

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