ケモノミミが生えた地で~プロローグっぽい、ただソレだけの文章~
初投稿。ユーザー登録をしたから、その記念に~とかそんなノリで。
――――近未来になるか遠い未来になるかは、なってみないと分からない。
ある日、世界のどこかの研究所が爆発した。
その爆発により、研究所にあったナニカが、気流の流れやらヒトの動きやら乗り物やら動物やら……とにかくあらゆる経路に乗っかって、世界中に飛散した。
その飛散したナニカは人間や動物と呼ばれるモノをとにかく好み、寄生……侵食を始めた。
侵食が始まって数十年。
侵食開始当時はアレやコレやとワイワイガヤガヤ騒がれたナニカだが、問題なぞロクに起こらなかった。
起こった事と言えば、人間がすべからくケモノミミ標準装備になった事。寄生ナニカの趣味だろう。動物の耳と尻尾が漏れなく生え、ハゲで悩んでいたヒトは毛が(一部だとしても)生えたと大喜び。動物アレルギーを発症するヒトが、ソレで悩んでいたヒトすら治して居なくなった事。
ついでに、食べるな危険!系の動植物がかなり減って、食料問題が緩和された事。
そう。悪くなった事はほとんど無いのだ。有るとすれば、ケモノミミが容姿的に致命的に合わないヒトがどうしても出て来て、その方々が悩みとして抱えてしまった位。
そんなお気楽なハザードが起きてしまった地球で。
かなりお気楽な環境で生まれ育った若者達が。
とてもお気楽な平和をむさぼりながら青春する。
なんかお気楽な物語が――――始まらない。
だって、これは短編の文章だから。
こんな駄文だけど、誰かのインスピレーション・刺激のひとつになれば良いなぁとか思っての投稿でもあります。
どうもお目汚し失礼しました。