まず初めに思うこと
何てことだ、、
わたし楠美結は、29歳にもなって異世界へ来てしまったらしい。
まぁ、らしいと言うのは間だ確信が持てないから断定はできないと言うだけであって、たぶんここは異世界だ。
なんで異世界だと思うかだって?
そりゃぁ気がついたら草原に一人きりで、私が倒れてた隣には、大きなうっすらと光を発する木がドーンと生えてたからですよ!!
皆さん見たこと有ります?
光る木ですよ?しかも枝や幹はピンク!葉っぱは紫!
なんだろ、、ちょっと夜のネオンの中で見たことがある色の組み合わせな気がしてきた。
いや、そういう問題ではない。ここがどこかということが大事だった!
それにこの木だけじゃない。私が目覚めたとき大空に星が幾つか見えたのだが、全て赤く光って見えたのだ。薄い赤色ではない、赤信号のようなしっかりとした赤色。まるで何かを警告しているような、
私だって、自分の目が可笑しくなったのかって思ってるよ、、
もしくは、夢の中か、頭の中がちょっと可笑しくなったのか。
普段から本を読むことが好きだったため異世界転移とか召喚とか本の中の物語としては知っている。でも、そんなこと現実には起こり得ないはずのことだよね?科学の力では絶対に証明できない様なものが存在するの?よりにもよって異世界の存在なんて信じていなかった私がなぜ?
異世界に行ってみたいって子は、他にもいただろうに、、、
あぁー。夢だったら本当に早く覚めてくれないかなぁ。
ここは少し肌寒いし、明日も仕事だし、何より眠い、
取り敢えず寝ます。。おやすみなさい
一度、現実逃避させてください。
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寒っっ!!!
目が覚めると、目の前には朝焼けの綺麗な大空。
空をこんなにゆっくりと眺めるのはいつぶりだろうか
今日もいい天気だ
!?!!?
やばい、29歳にもなって何故外で眠っているのか記憶がない。
そして、固い地面で寝たせいで全身が痛い!!パキパキ。ポキポキ体を動かすたびに音がする。なにより首が!!!痛い!!!
何がかなしくっていい年して野宿なんてしなきゃいけないんだよ!
思い出せ思い出せー。今に至るまでの記憶を辿っていく。