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少女と純血の吸血鬼  作者: ティルシア・ネフェリア
第1章
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第3話 入学式2

読者の方へ、クリスマスプレゼントです。

私達が新入生代表挨拶を終え席につくと、次は生徒会長の挨拶でした。生徒会長は、朧月葵先輩でした。今期の朧月先輩はイケメンで頭脳明晰なため、全校生徒に人気があります。その為、朧月先輩が挨拶しようとすると生徒がざわつきました。朧月先輩の挨拶が終わり、式が終わりました。

次に今年の高等部の校舎が、発表されました。この校舎発表は、食堂の使える場所や各校舎の生徒が限定メニューを食べれます。新入生の校舎は、百合。2年生の校舎は、椿。3年生の校舎は、牡丹。他にもいろいろありますが、特にすごいのは、薔薇と桜の校舎です。薔薇と桜は、毎年生徒会の棟と職員棟です。

新入生は、自分達の校舎に戻りました。在校生は、生徒会を中心に体育館を片付けをしました

私達が、百合の校舎へ行くとクラスが発表されていました。クラスによって、人数が違います。毎年高等部の各学年の人数は、80名。A組は15名、B・D組は各20名、C組は25名です。このクラスの決定は、外部生は入試、内部進学生は実力テストによる完全実力制。外部生と内部生のテストの内容は違いますが、テストのレベルは同じであるように作られています。だからトップから順に、クラスが決まります。

「みんなと同じクラスで嬉しいわ。」

「リルア様、そうですね!同じクラスです。よろしくお願いします。」

と恋歌が返してくれました。

「ここで話すと邪魔になるみたいですので、そろそろクラスへ行きませんか?そちらで、ゆっくりおしゃべりしましょう。」

「そうですね。クラスへ移動しましょう。」

日和の提案に、恋歌が返事をし、私たちはAクラスへ移動しました。


クラスへ移動すると、男女比は3:2で男子の方が多いようでした。席は決まっていないため、座った者順です。共に内部生で、Aクラスのクラスメイトは中等部の時からほとんど変わっていません。つまり、中等部の時12人だったAクラスの人数が、高等部に入り15人になり、今年度は空いた3人は、全員外部生の男子でした。そしてその3人も兄弟がこれまで学園に入学しなかったのは、病弱だったとか、海外にいたというだけでした。女子の人数は、6人。他の女子は、魔布隼華・龍弩煌梨。私たちは、隼華と煌梨のところへ行きました。

「久しぶり。隼華、煌梨。また、この6人みたいね。よろしく。」

「本当に、久しぶり。元気だった、リルア?後で話したいことがあるから、煌梨と私の3人で個室で話しましょう?さすがに、ここでは話せないわ。」

と残念そうに、隼華が言いました。

「紗綾、日和と恋歌は一緒ではダメですの?」

「うーん。どうかしら?リルア、貴女やっぱり…。」

「ちょっと煌梨、どういうことかしら?」

と隼華と煌梨に問いつめようとしたら、

「「ああ(うん)、やっぱり何時ものやり取りのループだわ。」」

と日和と恋歌が同時に突っ込みました。

「いい加減、このコントやめなさい。毎回同じで、飽きる。」

と紗綾が言うと、全員がびっくりしました。なぜなら、紗綾が笑顔で毒をはいたから。

「「「すみませんでした。だから、紗綾が毒はかないで。」」」


紗綾が、普段おっっとりしているのにここまで言うのは滅多にありません。みんなは、それで驚いていました。

「先生がもうすぐ来ているでしょう?HR始められないじゃない。私達がここで集まってしゃべっていると。今日はあと、後でHRで終わるからサロンへ言ってみんなでしゃべればいいじゃない。」

「紗綾の言うとおりね。私たちは、どうやらうっかりしていたようですわね。中等部の頃とクラスメート変わらなかったので。」

「わかればいいわ、リルア。」

といい終わると、私たち女子6人は席に着きました。すると、先生がHRを始めました。

「担任の貴島暁だ。これからよろしくな。まあ、メンバーは中等部とほぼ変わらん。知っている人が多いと思うがテストで、しっかり点数取れよ。点数によってクラス変わるからな。あと、おまえら新入生の内部生代表やりたくないからって、普段しないミスをするな。今度からそれやったら、その人にやってもらうから。あとお上品な言葉は、このクラス内で使わんでもいい。つうかむしろ使うな。外部の人は、この教室に入ってこれん。」

「先生、やっぱりわかってる。じゃあこれからこの教室内では、普段の口調にします。先生、今度はないですよ。私たち、高等部に入学しましたし。その前に、みんな同じ点数だったらくじ引きじゃないですか。嫌ですよ。めんどくさい。」

「ああ、そうだったな。くじ引きでもいいと思うが?公平で誰が分かるからんし。」

「リルアが適任だと思ったんですけど?初等部からずっと学園の式の挨拶関係してますし。」

「そういえば、そうだったな。じゃあ今度からもよろしくな、鎖里。」

「ちょっと、勝手に決めないでもらえます?私が、挨拶関係していたのは、毎回くじ運が悪くてで当たるからなんですけど?やりたくてやってるわけではないです。」

「確かにリルアのくじ運、このクラスの中で一番悪かった。あり得ないほど。だって、リルアくじ関係、全部悪いもの引くし。」

と、隼華がつぶやきました。

「先生、さっさと自己紹介やりませんか?自己紹介ほど嫌いなものはないので、さっさと終わらせたい。」

「そうだな。このままじゃ、話は長くなるな。とっとと終わらせて、解散するか。じゃあ、人数の多い男子から自己紹介な。」

そう先生が言うと、男子から自己紹介が始まりました。男子のなかで誰が一番最初にやるかでもめて決まらないのを見ると、

「じゃあ、とっととやらないと明日このクラスの男子全員に激甘or激辛饅頭買ってきて食べさせるから。」

若干、黒くいい笑顔で煌梨が言うとある男子が青ざめて、

「うっ。煌梨は、やるといったら必ずやるよ。俺食べたくないから、俺から先にやるわ。」

というと、その男子から自己紹介を始めました。


※ちなみに、激甘or激辛饅頭はどちらともとてもすごい味です。激甘だと、甘すぎて1ヶ月くらい甘いものが食べたくなくなります。激辛だと、辛すぎて舌がしびれる上に2週間くらい舌がヒリヒリします。



遅くなりました。

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