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ひな月の恋うた

月想曲(キミヘノオモイ)

作者: 二見千希と、ひな月雨音。

投稿1ヶ月記念作品──

冬の入り口近い

この季節

キミへの想いは

熱を帯びていく


風がの葉を踊らせて

ハラハラ

ハラハラ

歌うたう


「あと一枚」


ボクは

ある誓いを立てていた

あのの葉が

全て落ちたら

キミに想いを伝えようと──


の葉のワルツ

クルクル舞い散る

キミとの距離が──

見えない距離が──

この瞬間にゼロとなる


落とす葉を

失った風は

ボクの背中を

ポンと押す


恋慕うこの想い

聞くキミは

瞬きすらも忘れて

ただ真っ直ぐに

ボクを見つめる


キミの頬は

紅く色づき

二人の間流れる時間

静寂さえも

うるさい程に──


ボクはゆっくり

息を吸い

冷たくなった

手を差し出す


キミはにっこり

微笑んで

両手でそっと

手を握る


月は大きな

スポットライト

今宵二人を

優しく照らし

流星降らせ

祝福歌アンセム奏でる


「キミの手のぬくもりで

 ボクの夜は

 もうすぐ明ける──」


この作品は、二見千希さんとのコラボ作品です。

二見さんの作品にも、共通するセリフが登場します。

まだお読みで無い方は、是非、二見さんの作品も合わせてご覧下さい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読させていただきました。 イチョウの葉がきらきらと舞い散る中、出会った瞬間一気に景色が変わり 大きな月に照らされて結ばれる2人というのを勝手ながら想像いたしました。 そして『流星降らせ…
[良い点] かわいい。こんな詩をかける人が羨ましい。
2017/11/01 18:59 退会済み
管理
[良い点] 情景描写と思いと言葉全てが 見事すぎてビックリしました。 普通の人は、木の葉を落ちるのを見てワルツとは思わないし、 表現や発想の膨らませ方が、とても見事で、恋愛ともあってるし、凄く良かっ…
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