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SPYのシューカツ   作者: 藤原玲
1/1

あらすじ

序章 某国の諜報部で潜入捜査員いわゆるスパイをしている主人公♀。超優秀だが超飽き性。スパイはスリルとサスペンスと頭脳戦で過激!でもそれが癖になる‼︎な毎日。しかし過激も慣れれば唯の刺激。言うなれば炭酸の抜けた炭酸飲料。新たな刺激を求め、主人公はスパイをやめて就活することに。就活、始めます。


序盤 スパイを止めて心機一転はいいものの、何を始めたらいいか分からない。そもそも主人公は軍人上がりでスパイになった。超体育会系で履歴書なんて簡単に書いたことがあるだけ。潜入する時は事務のひとに書いて貰ってたし。礼節はビジネス礼節叩きこまれたからある程度は分かるが、就活用の礼節なんて知らない。ESってなんだ。リクルートスーツなんてのがあるの?普通のスーツじゃダメ?しかも無駄に高いふざけんな。主人公キレる。

ラチが明かないので、大手就活サイトがしているセミナーに行ってみることに。まずリクルートスーツ買おうか。黒ヒールなんて持ってねえよ。スパイ上がりなめんな。

慣れないヒールでカカトに大ダメージ。心折れそう。会場に着くが、人がごちゃごちゃいる。しかも皆黒スーツ。お前ら軍隊か?受付のお姉さんいわく、興味のある企業ブースで話を聞いて、興味が出た所に絞って単独説明会に行くといいらしい。パンフレットもらってブースを回ってみる。

何社か聞いてみたが、大学名や勤めていた企業名など聞かれても答えられない。スパイだったなんて言えない。

とりあえず、受付表なんてのを幾つか出して単独説明会に行けそうなところに目星をつける。

セミナーでは基本の礼節から、入退場の仕方、質問の受け答えなど色々知る。メモしきれねえ…。

帰宅してESを書いてみる。パソコンは職業上、超得意。ブラインドタッチなんて余裕。でも、某オフィスソフトなんて使えません。日本人、ホント細かい。

書き方難しくて断念。履歴書に移行してみる。履歴書何回も失敗する。紙代もったいねぇ…。なんとか2枚くらい書き上げる。氏名欄のところに印鑑がいる。印鑑なんてもってねえよふざけんな。シャチハタじゃだめだろうから三文判作りに行く。ついでに実印。

とりあえず会社説明会にてエントリーの仕方などなど話を聞く。

なんやかんやで一次選考、二次試験など受ける面接緊張する。でもお祈られる。ふざけんなテメエらを祈られる側にしてやろうか。ガチギレ主人公。


企業も相手していた為、他の新卒よりも相手の意図を組むのが上手い。てか腹の探り合いが一枚も二枚も上手。機転が利かなきゃスパイなんてやってられないのよオホホホホ。主人公無双の始まりである。面接に関しては内定長者になりそうな予感。それなんてうらやま(ギリィ)


とかなんやかんやあって、内定もらって働くのはいいものの、スパイの方が良いってなって元サヤになるお話くだしあ。

もしくは、延々と続く上層部とのネチネチした腹の探り合い。元スパイだけあって幹部の弱みとか掴むのが上手い。クリアフレッシュの若葉マークな新卒ならいざ知らず、ドロドロステインな枯葉マークの新卒でむしろ社会の裏ばかり見てきたから掌握術くらい心得てないと取引きなんて出来ない。例えるなら、普通の新卒が羽化したばかりのヒヨコなら、主人公は出荷される為に殺されることを悟って無駄な足掻きをしなくなった鶏。もしくは、オシャレな表通りにあるバーと、裏通りで客も限られている場末のスナック。何だこのたとえ。こんな新卒イヤだ。

そんなこんなで会社を掌握して波乱万丈で他社に乗っ取る乗っ取られるかの瀬戸際な競争のスリルを味わいたいがために会社を急成長させる鬼新卒になるお話。この場合、結果として主人公は他社との切磋琢磨の競争的スリルを味わえ、スパイ時代の情報収集能力を駆使して時代に流れてみたり逆らってみたりできるし、会社側は儲かるし急成長で一目を置かれるようになったし給料も上がって株式上場も果たせたし社員が団結して楽しい会社になったしでwin-win。スパイだった事がバレても面白いけど、収集つかなさそう。

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