表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

『非常勤講師、雨守。』シリーズ登場人物の名前について。

作中人物の名前って、創作やってる方はどうつけてるのかなぁ、と思ったりして。

自分の場合を書いてみます。



第一作目の登場人物


雨守終輔あめもり しゅうすけ

「雨」というシチュが物語導入で好きなので。

しっとりした感じが、この物語に流れてればいいかなぁ、なんて。

(実際はじとじと、ドロドロとなっていそうですが。)

また、何かの本で「幽霊は雨の夜は活動がない、若しくは鈍る」

みたいなことを読んで(何を根拠に誰がそう書いてたかも覚えてない)、

弱い立場にある幽霊を相手に活動する人間をあらわそうと。

終は「終わり」「終点」で「死」を。

輔には「助ける」という意味があるので「死者を助ける者」という意味あいに。


 

後代ごだい ゆかり

後ので、死後の世界の人を表しました。

ゆかりは主人公と縁の深い者となることから。



浅野るみ(あさの るみ)

能天気、直情径行、猪突猛威といった思いつき型をあらわすのに、

この子はそんなに物事を深く考えはしないだろう、ということから「浅」を。

どこかしら絆創膏貼ってるような野生児なので「野」

「るみ」と平仮名にしたのは固い真面目さというより、くだけた感じ、軽快な感じを。



深田ふかだ かおる

浅野と対になるように「深」を。

戦争で亡くなるまで家の農業も手伝っていただろうなぁなどと「田」。

薫は……なんだっけ。

八千草薫さんの落ち着きをイメージしたんだっけ?



奥原久美子おくはら くみこ

深く傷ついて籠ってしまうので「奥」を。

(浅野、深田で「野」、「田」ときたので彼女には「原」という安直。)

それでも素直に生きている姿勢から

変わらぬ美しさという意味合いをこめて、久しく美しい子に。



武藤、比留間、田代はそれぞれ個人的にベースとした人物がいますが

本人にはわからないように改名。

それでいてキャラの性格を彷彿する苗字に。

すみません、田代はやばかったですね。



民江たみえ

何も考えず命名してました。

強いて言えば、私の母の名から一文字。

まあ、そんなイメージもってました。



第二作目の登場人物


渡瀬有希わたせ ゆき

民間から公務員になった変わり種。

世間の苦労も知っていることからあのドラマじゃないけど(僕見てなかったし)

苗字の響きはそこから。

生きた人間の側と、死者の側に立つ雨守との橋渡し的な役割をもつので「渡」。

「瀬」は三途の川の意味合いも。

「有希」はどんな状況でも、彼女は生きることに前向きで希望を持っていることから。



古谷課長ふるやかちょう

苗字しか考えてなかった。

初老の人ということもあるけれど

前世は戦乱のいにしえに生きた人であり、

死に際に裏切りにあったという、人生のドン底(谷底)を経験していることから。



幻宗げんしゅう

歴史からは抹殺された人物。

存在そのものも「まぼろし」であったかも知れないから。

本名でもなさそう。




ゲストきゃらも、一応考えてます(たいしたあれじゃないけど)。


下谷、大野

下っ端扱いされる、上に立って大柄になってのさばるから「下」、「大」。

下谷の谷は古谷さんの「谷」同様、同僚を内部告発したことによって

少なからず嫌な思いをすることになるので。



栗田香世子くりた かよこ

ショートヘアーで八重歯かわいいくりくりッとした

……そんな顔をイメージしたら「栗田」に。

作中で彼女の死はうやむやのように扱われていましたが

この世に確かに生きていた(生き物で言えば「香り」を残していた)

という意味合いを込めて香世子に。



稲田

男子は適当です。

昔、知ってた野球部の子がこの苗字っだったってのもあるけど。

本人とは全く関係ありません。



宮前みやまえ

雨守の理解者となる人物。

生きた人間とか、死後の人らを超越した位置付けとして

「神前」を連想する「宮前」に。




第三作目の登場人物


掌内頼子しょうない よりこ

いじめられていたこと、その悲しみを誰にも言えず、

ひたすら耐えていた状態を、ぎゅっと握った拳に例え、「掌内」に。

のちに、紗枝と出会ってからは紗枝を頼りにすることから「頼」を。



紗枝さえ

彼女は生まれながらに人との絆が希薄でした。

絆を「糸」とたとえ、「糸」が「少ない」で、「紗」。

最期は桜の一部となって、ようやく終の安住の場を得ることから「枝」。



新海しんかい

ちょい役なのに名付けたのは、掌内頼子が「新」しい友達を得て、

これからの学生生活という「海」に向かっていくという意味を込めて。



横道よこみち

男子は適当です。

自分本位のよこしまな考えしかないから。

邪な生き方で「横」「道」。



妙子たえこ

かなり目鼻立ちのはっきりとした美形(まずそれで「妙」)を考えましたが

ちょっと年上の男から優しくされたら、

つい、ついて行って怖い目に遭ってしまうという

痛い面も併せ持つ子といったところから、やっぱり「妙」。



*名前を付けてない人達


あいつ、あの子、雨守の好きだった人

確かに存在していて雨守が霊力をもつきっかけとなった人ですが、

こう言う人、という枠をはめる気がないので名付けておらず。



『先生』、実習生男

良くも悪くも、誰でも当てはまるように名付けておらず。




場合によれば全国のその名前の人から恨まれそうですが

こんな感じで命名してます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ