表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

35/71

35.そんな物よりゲームよこせ。運営に文句言ってやる。


前回までのあらすじ。

損害賠償を受け取った。他の国は大変なことになっているが命はそんなこと知らない。

----------------------------*----------------------------


さて、と。

2064年お勧めゲーム詰め合わせは一通り遊んだことだし。

次は何をしよう?


他の年代のゲーム詰め合わせでも購入するか?


それとも今持ってるゲームのやりこみをするか?


そういえばフリーゲームなるものを遊んだことがなかったな。

それを遊ぶのもありかもしれない。



「お届け物ですわ~」


「?」



俺が次の行動をどうするか思案していると、黒髪ポニーテールの宅配便姿をした女性が俺の目の前に現れた。


誰だ? どこから来た?


----------------------------*----------------------------

女神ホーラ Lv:591

スキル:【転移魔法】【消費MP99%減】【ダンジョンの女神ホーラ】

【HPMP常時回復5+】【配達マスター】【上級魔法マスター】

【時の管理人】

HP 19,670/19,670 MP7,111/7,111

力1689 頑丈さ1902 素早さ2525 知識1017 魔法力2155 器用さ1744


ダンジョンの女神の1人。配達業を副業にしている。

ダンジョンでDPが入る度に、ダンジョンの女神は経験値を得る。

----------------------------*----------------------------


女神ってことは、女神パチモの仲間か。



「ダンジョンマスター・テイマーを1人殺した命さんに、女神ワサンボから特製スィーツを10個プレゼントですわ~」



俺は女神ワサンボ特製スィーツ10品入り、要冷蔵と書かれた箱を受け取る。




「サインをお願いしますわ~」



サインペンでキュッキュッと書く。

伊乃田命っと。



「サイン確かに受け取りましたわ~」



女神さんは帰っていった。一体何だってんだ。



----------------------------*----------------------------

それはダンジョンマスター・テイマーであるメルシィを討伐した報酬ですね。

----------------------------*----------------------------


そういえば最近、ダンジョンマスター・テイマーの討伐状況が云々うんぬんと書かれている紙を女神パチモからメールで何枚か貰ったな。

どうでもいいから読んでないが。


で、報酬とやらが特製スィーツ?

そんな物よりゲームよこせ。運営に文句言ってやる。


----------------------------*----------------------------

そのスィーツは神々の中でも重宝されていますよ?

少しは有難ありがたがってはどうですか?

----------------------------*----------------------------


そんなの知らん。

だいたいメールに添付せず直接配達するなんて面倒なことしてるのは何でだよ?


----------------------------*----------------------------

メールに添付できる容量を超えているからです。

女神ワサンボの創造物ですから。そんなことも分からないのですか?

----------------------------*----------------------------


メール添付も万能ではないらしい。


それはともかく、コレどうしよう。

とりあえずアイテム袋に入れておくか。


----------------------------*----------------------------

破れますよ? 女神直々の創造物がそんなチャチな袋に入るとでも思ってるんですか?

----------------------------*----------------------------


おう人工音声さん、今日は何だってそんな喧嘩腰な口調なんだよ。


----------------------------*----------------------------

べ、別に女神ワサンボ様のスィーツが羨ましいわけじゃないですよ?!

----------------------------*----------------------------


羨ましいのかよ。


ってか、欲しいならあげるけど?

人工音声さんが食えるのかどうか分からないが。


----------------------------*----------------------------

ほ、欲しい! 私はダンジョンと合体しているので、ダンジョンの死体処理機能を使って食べます!

----------------------------*----------------------------


俺は箱を開ける。


ザッハトルテ、シュークリーム、アップルパイ、バームクーヘン、

ロールケーキ、チーズ入りパウンドケーキ、レアチーズケーキ、

さつまいもタルト、アーモンドマフィン、苺ショートケーキ。


すげー。どれも芸術品みたいに見える。

ザッハトルテのコーティングチョコが、つやつやしてる。

安物じゃない。これは全部高級品らしい。



「そうだ、ミルフィーユも呼ぼう」



あいつ食事が趣味だから、きっと喜ぶだろう。

俺はいったん箱を閉じた。


----------------------------*----------------------------

私のスィーツが減ってしまう……

----------------------------*----------------------------


ちゃんと人工音声さんの分はあるから。


え? もしかして全部食うつもりだったのか?

いや、まさかな。



◇ ◇ ◇ ◇



今回の成果。


増減前4,988,210DP

---------

収入0DP

支出0DP

---------

現在4,988,210DP



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
よろしければ、同作者の以下の作品の応援もお願いします!
異世界で猫になりまして
感想乞食の異世界冒険譚
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ