第0頁<プロローグ>
初オリジナル小説投下で若干焦っております。
そこまで長々と書く気はありませんので
ごゆるりと、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
概要としては、よくある旅系の物語です。
ま、このネタ被ってないよね・・・?
オリジナルは若干こういうのが不安です。
※注意
特にこれと言ってない! ただ、更新ペースは著しく低いと思われます。
更新情報はブログにて随時更新しております。
よかったらコメントください。
ブログURL⇒http://kisaragigyokuto.blog.fc2.com/
=A.C.194=
第2のキリスト誕生から194年の年月が過ぎ去った。
過去の遺産である文明は既に消え去り、新たな時代が幕を開けていた。
かつて地球と呼ばれていたこの惑星。
この惑星に住む人間たちは、自らの住む土地の場所を知らず。名前も知らなかった。
地図などない。かつての文明が作り上げた地図はあったが、地殻変動でかなり地形が変わった。
もはや新しい惑星として考えた方が良いと判断された。
そして、移動する事をせず、全て自国の範囲内で事を済ませようとした。
戦いや争いは、過去の文献からその悲惨さを知り、誰もが起こそうとはしなかった。
平和は、確かにそこにあった。
しかし、それは結局進歩と情報を失うだけ。外を知らない事は自分を知らないことと同じ。
その為、私たちは外に何があるのか分からない。
外に出たとして、何かがあるのか分からない。
そんな世界に、私は生まれたのだ。
「知ってるか? ここ最近、近くの森であの伝説の龍が出るって噂だぜ?」
「あぁ、知ってる知ってる。何でも、色を食らうとかなんとか・・・。」
「そうそう。それが呪いをかけられた証拠で、6年で死に至るんだっけ?」
「怖いよな。村に降りてきたら全員死んじまうかもしれねぇ。」
「縁起でもない事言うなよ・・・。」
誰もが噂する呪いをかける龍。
それが、私が出会ってしまった龍。
とある用事で森に出かけていた時、偶然足を滑らせどこかに落ちた。
その先で、その龍、「シシキカモノ」のテリトリーに入ってしまった。
そして、その龍の放つ閃光に飲まれ、私は、色を失った。
「おい・・・アレ見てみろよ。」
「本当だ・・・呪いの証拠。色がねぇ。」
「かわいそうに・・・まだ年端もない子じゃないの。」
私は村に1人で暮らしている。
家族はいない。かつていた記憶はあるが、それも曖昧だ。
まだどこかで生きていると思ってはいる。ただ、その証拠も何もない。
呪いにかかって今年で2年目になる。
噂通りなら後4年。その間に、私はやりたい事がある。
---聖樹『ユグドラシール』。それを見つけに行く事---
伝説と呼ばれるその樹は、どこにあるかさえ分からない。
情報もない。手探りで探すには、世界は広すぎた。
誰もが諦め、想像で物語にする人が時々現れる程度。
だが私は、この呪いを解く唯一の手段として、その絶望的手段をとる。
2年間で、その伝説の樹を探し当ててみせる。
呪いを解く為に。
そして
世界を見る為に。
書いてる最中で気が付いた。
文庫本でこんな感じの旅ラノベありましたね。
うーん・・・まあよくある話としてとらえてくださいお願いします。
<次回予告>
私には、未来なんて無いもの。
でも、信じたい物はある。
それを追いたいから、私はここから消えるのよ。
次回 第1頁<旅立ちの化け物の話>