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独白

リグレス視点


 俺は隣に眠る、綺麗な少女を見ながら感慨に耽る。

 

 ラング族に女として産まれるということは尋常ではなく辛かった。訓練中に木刀で殴られてから前世の記憶が蘇る。男だった記憶が戻ったとき、俺は絶望した。それは、ラング族の掟である。決闘に負けた者は、勝者に付き従わなければならないというものである。

 そんな中、今回の世界で俺の容姿は我ながら優れていた。だから何度も決闘を申し込まれるのだ。男から!


 俺は無理だ、前世の記憶に引っ張られて男をそういう目では見れなくなってる。


 絶対に負けられない戦いがそこにある。集中力を研ぎ澄まし、鍛錬に力を注ぎ、強い肉体を手に入れた俺は決闘に連戦連勝、ラング族の全ての戦士に打ち勝ち族長としての地位を手に入れた。


 だが、問題が起こった。俺が全ての女戦士を独占したために、子供が生まれないのだ。そこで、俺が他の集落を侵略し女を奪うことになってしまった。


 ただ、考えて見てほしい。いくら俺がクズ野郎だったとしても、他の集落から女を奪ってくるなんてことはなかなかできない。


 そこで俺はラング族から抜け出す方法を考えた。

 

 侵略先で適当な相手に負けてそいつに付いていくという名目で逃げる。これで、ラング族の女戦士達も俺についてこなくていいから、ラング族の横暴も収まるだろう。


 そして俺はこの村についた。そして、この集落で最強を出せとか適当なことを言って、ラング族の偵察部隊の監視に本当に俺がこの村を侵略しようとしていると思わせ、出てきた相手に負けようとした。


 大男が出てきた時には、焦った。しまった。そりゃそうだ、こんな普通の村には魔法が使える奴はほとんどいない。そうなったら腕っ節の強さで男の方が強いに決まってる。

と焦っていたが、俺が口上を名乗った瞬間に逃げるような奴だったから助かった。


 そして俺はその少女に出会った。マリーというその少女との決闘はすぐに終わった。

負けようとしていたとはいえ、まさか一撃で意識が刈り取られるとは思わなかった。体に魔力を纏い、防御しているうえに一族に代々伝わる鎧を着ている。


 彼女の拳はそれら全てを打ち破った。


 マリーは可愛い。勝負にまけたらついていくと言っても、本気ではなく丁度いいところで撒いて逃げるつもりだったが、あまりに俺好みの見た目をしていたからしばらくは逃げることもなくついていくことにした。


 「おはようリグレス」


 マリーは枯れた声で言ってくる。

 流石に可愛がりすぎたかと後悔しながらもマリーは女同士の行為を断ることはなかったので安心はしている。


 「今日はどうしましょうか?」


 「うーん今日でこの村を出て、王都まではあと歩いて20日位だから。まずは買い出しだな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 村を出て、野宿の準備をし終えた後のことだった。


 「リグレス、その、、シよう」


 頬を少し染めながらせがんでくる彼女を見て我慢できる男などいない(今は女だけど)結局、マリーの叫び声が森林に響き、渡りマリーが何を聞いても「お“♡?」としか答えなくなったところで俺は眠りについた。


 それにしてもマリーも中々性欲が強いようだ。まぁ英雄、色を好むともいうしそういうことなんだろう。


 まさか俺みたいに男だったなんてことはないだろうし、、、




 

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