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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第四話 紳士クンと三角関係
93/158

1 本能で理解する

 ここは先ほどに続いて図書館の海外文学の本棚の前。

そこに紳士クンと(ばん)(ちょう)太郎(たろう)が向かい合って立ち、

その間に挟まれる形で、令太が腕組みをしながら仁王立ちしている。

今、ここにはこの三人しか居らず、

伴兆太郎はそのイカツイ目つきを更にイカツクして令太を睨みつけ、

令太もそれに負けない気迫で伴兆太郎を睨み返し、

紳士クンは青ざめた表情で、突然現れた招かれざる来訪者を眺めている。

 (ど、どうしてここに伴君が?

いや、それはまあ偶然だとして、

何で令太君といきなりこんなに険悪なムードになってるの?

この二人は確か、初対面のはずだよね?)

 そう、確かに令太と伴兆太郎はこれが初対面である。

が、二人は初めて会ったこの瞬間から、全く同時に、全く同じ事を思った。


 こいつは、敵だ!


 と。



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