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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンと令太の苦闘
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1 三度目の正直

 そして三時間目の世界史の時間が矢の如く過ぎ去り、

三度目の休み時間が訪れた。

これまでの二度の休み時間で、

いずれも紳士クンに話を切り出す事ができなかった令太は、

三度目の正直とばかりに席を立った。

 (おそらく蓋垣は世界史の資料を戻す為にまた資料室へ向かうはず。

話を切り出すのはここしかねぇ!)

 すると令太の考えた通り、紳士クンはサッと席を立ち、

黒板にかけられたタペストリーと、

教壇に置かれた数冊の資料を出際よく片づけ、

それを小脇と両手に抱えて教室を出て行こうとする。

その紳士クンに向かって一直線に歩み寄り、

令太は大きく息を吸って紳士クンに声をかけようとした。

 「な、なぁ、蓋垣、その資料、俺も半分・・・・・・」

 と言いかけた、その時だった。



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