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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第二話 紳士クンと令太の生い立ち
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16 そして運命の出会い

しかし、小学校の高学年以来すっかり女性不審になってしまっている上、

再び女の子としての人生を再開させる事が、

心身ともに受け入れられなかった令太は、

自分が転入する事になっていた一年菫(すみれ)組の教室に案内される直前に、

担任の(まな)(びな)(さい)先生の元から逃げ出した。

もはや自分の人生の何もかもが嫌になった令太は、

このまま学園の屋上から身を投げ、その命を絶ってしまおうと本気で考えたのだ。

しかし、その異変に気付いた令が令太を執拗に探し回り、

令太は必死にそれから逃げた。

そしてその途中で出会ったのが、紳士クンだった。

 その時の令太の反応や、それ以降の紳士クンとの接し方は、

第二巻以降でちょいちょい語られているのでここで(こと)(さら)語る事はないだろう。

とにかく令太はそんな生い立ちから現在に至り、

結局は今もこうして女の子として学園に通い、日々の生活を送っている。

そんな悩み多き少年である令太が今現在、最も頭を悩ませているのはこれだった。


 俺は今度の休みに、蓋垣の家に遊びに行ってもいいのだろうか?



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