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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第二話 紳士クンと令太の生い立ち
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9 中学で男になる

 そして、中学へ進学。

 ここで令太は初めて自分で自分の生き方について考え、

その結果導き出された答えが、

『以前通っていた小学校の知り合いが、

絶対入学してこないような遠くの私立の男子中学に、

男子生徒として入学する』

というものだった。

そう、これまで男の身でありながら女の子として生きて来た令太は、

中学入学を機に、男の子として生まれ変わる事を決めたのだ。

この場合はむしろ、令太は元が男なのだから、

『男の子に戻る』

と表現するのがより正確なのかもしれないが、

それまでガチで女の子として人生を送って来た令太にとって、

『男の子として生まれ変わる』

という表現の方が、やはり適当なのであった。

さて、そうして男子しか居ない男子中学に、

男子として入学する事を決めた令太は、

それまで肩まで伸ばしてハーフアップにしていた髪を、

バッサリ切ってボブより少し短いショートヘアーにし、

今まで着た事がなかった男子の制服を身にまとい、

晴れて立派な男の子として、中学生活をスタートさせたのだった。



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