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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第二話 紳士クンと令太の生い立ち
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6 童貞を皆殺しにする令奈

そして林間学校から帰って来た令太は、

今度はクラスの男子一人一人をこっそり校舎裏に呼び出し、

男のシンボルがついているかを確認した。

その結果、クラスの男子全員に、男のシンボルが付いている事が判明した。

この事により、自分の性別とは反対の格好をして学校に通っているのは、

やはり自分だけだという事が、確実になったのだ。

ちなみに、クラスで断トツに可愛い女子である(と皆に思われている)

令奈に校舎裏に呼び出され、


 「ねぇ、君って、お○ンチン、ついてる?」


 と、少し恥ずかしそうに尋ねられた男子共は、ほぼ漏れなくこの時、

生まれて初めてそのシンボルが猛り狂って痛くなるという経験をした。

が、それはさておき、

そんな訳で今までの自分の人生がおかしいという事に気付いた令太は、

その原因となった姉の令に問いかけた。

男の身でありながら女の子として学校に通っているのは自分だけだ。

どうしてその事を今まで隠していたのか?と。

するとそれに対し、

令は十代前半にして既に身に付けていた妖艶(ようえん)なほほ笑みを浮かべ、こう答えた。

 『あなたは、女の子として生きるのが最も美しいからよ』と。



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