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4 紳士クンが言われてショックを受ける言葉第一位

一方、そんな紳士クンの悲愴ですらある訴え等、

ハナから聞こえていなかったかのように、

令は紳士クンのバナナを眺めながらこう呟いた。

 「ウフフ♡とても可愛いバナナね♡」

 「ふぐぅっ⁉」

 令の言葉に、紳士クンは心を直接チェーンソーで八つ裂きにされたような激痛を覚えた。

男という生き物は、自分のバナナを

『たくましい』とか

『立派だわ』と言ってもらえると、

勇気や自信が湧いてくるが、

『可愛い』と言われると、

『お、俺のバナナは、そんなに大した事ないのか?』

と不安になり、ショックを受けるのだ。

なので紳士クンも令の言葉に大きなショックを受けたのだが、

そんな事には構わない様子で、令は言葉を続ける。

 「だけど紳士ちゃんは、こんなモノは無い方が、もっと可愛くなれると思うの」

 「へ?」


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