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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと、日曜日の決闘
153/158

28 正に鶴のひと声


 するとその声が一番近くで闘っていた莉伊汰と郁子の耳に入り、

それが心にも響いたようで、

二人は素直にその手に握りしめていた木刀をその場に投げ捨て、闘う事をやめた。

そしてまだ闘いを続けている他のメンバー達に向かい、それぞれ大声を張り上げた。

 「皆!喧嘩は終わりだよ!拳を引っ込めて集合しな!」

 「皆さん!喧嘩は終わりです!すぐに集まってください!」

 郁子と莉伊汰がそう言うと、

暴走族とメイドのメンバーはただちにピタッと喧嘩をやめ、

まるで軍隊のごとき素早さと正確さで、それぞれのリーダーの元に集合した。

かくして後に

『日曜日の決闘』

と名付けられるこの大乱闘は、紳士クンのひと声で幕を閉じたのであった。



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